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【AIコラボリメイク】時を駆ける理髪師を発売しました!(Before⇔After比較10枚!)

先日Twitterで本作に関して制作中である旨をご報告して、進捗などもFANBOXなどでご報告しますと言っておきながら、制作に没頭していて、本日発売を先行したため、あらためてご報告という形になり大変恐縮ですが、こちらの記事を書かせていただきます!※なお、本作品の製品版は成人向け作品のため、NOTEでは一部成人向けではない内容に限定して、AI活用事例的な形でお届けします!
※商品リンクも規約上貼れませんが、Boothでお取り扱いしています!

■AIリメイクについて

◆ヒロインの画風

リメイクに当たっては、ヒロインの画風の変更がメインの目的のため、まずはAIにオリジナル作品を読み込ませて、画風の変更を試みました。

元々オリジナル作品の画風が、最近はやっている二次元のAIモデルの雰囲気に似ているのかな?ということもあって、強烈に画風が変更になった印象は薄いかもですが、前髪や頭頂部の感じ、目つきなどと、何より色鮮やかさが変更になってます!

◆制作の所感

制作にあたっては、前回のLostEmbrem Episode3のリメイク作業時に会得した制作方法をベースに、まずは非成人向け部分の制作を進めていきました(1ページ目から作業なので自然とそうなった感じですが…)

AIに1コマ1コマ読み込ませて、img2imgという手法で変換をかけていくのですが、ここはいつも、AIと一緒に、まるで対話をするかのように作業しています。

やっていくうちに、『これはAIもうまく描いてくれるだろう!』とか『これは体の一部分しかオリジナルで描かれていないからAIにも難しいかな…』と思うことが出てきて、その通りの結果が出てきたり、予想外に頑張ってくれたり、結構一人でも楽しく(時につらさもありますが…)作業はできていました!

上記、ヒロインを描き替えた例ですが、髪の毛の描き込みがかなり細かくできて、今回とても楽しかったですね!

◆二値化(トーン)表現をグレースケール表現に変更

また、今回の作品でかなり苦労する点になったのですが、モノクロの漫画を作成する場合『二値化』といって、着色部分を【白】か【黒】かのどちらかの出力しかない状態にして納品をしていただいていたことが、AIとの相性が現状あまりよくないみたいで、これをいったん自分で手直ししてからAIに読み込ませる必要があった点、とても苦労しました…

2値化においては、ドットという点だけで色の濃さが表現されていて、大きければ大きいほど濃い、小さければ薄いといった表現になるのですが、要は拡大すると【ぶつぶつに見える】んですよね…それによってAIも、うまくオリジナリティを発揮してくれないことが多くて、それをいったん私の方で塗りなおして、そこからAIに読み込ませるといった作業が必要になりました。

↑二値化されたオリジナル作品。髪や目等の着色がすべて【ドット】という点で構成されている
↑AIリメイクでは上記のように【グレースケール】という、単純にカラーを使わずに、白⇔黒の濃淡で表現する形に変更しました。

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