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レオポン

先日、テレビを何気なく見ていたら、「レオポン」について解説がありました。(サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃんっていう番組だったと思います。)

レオポンとはオスのヒョウとメスのライオンとの間に生まれた雑種だそうで、もちろんそんな雑種が自然に生まれるわけもなく、人為的に交配させて作り出した生き物です。レオポンは5匹が生まれましたが1985年に最後の一匹が死んでそれ以来生まれていないそうです。なぜ現在はいないかというと一つは異種交雑を行った雑種は生殖能力を持たないことが多く、レオポンも例に漏れず、生殖能力が無かったそうです。もう一つは異種交雑を行って自然には存在しない生物を作り出すことが人道的に問題ありとされ、それ以降ヒョウとライオンからレオポンを作ることは無かったからだそうです。

これを聞いたとき、え?って思いました。生殖能力を持たない雑種を作り出すのは人道的にダメで、品種改良と称して(同種とはいえ)いろんな牛をかけあわせて、殺して食べるために育てるのはOKなのはなんででしょう?生まれてから20日くらいで成長するニワトリを作って首を機械で刎ねるのがOKなのはなんででしょうか?

人間はもう少し謙虚な生き物にならないと、いずれ自ら絶滅するときが訪れるような気がします。(個人的には、宇宙人がやってきて、人間を育てて品種改良のために配合して、首を刎ねて食料にする時代がやってきたら、人間がいかにむごいことをしてきたかわかるんだろうなと無責任に思っています。)

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