高校バレーのお話

インターハイがなくなり、県高校総体がなくなり、12月に行われる予定だった「都道府県対抗中学バレーボール大会」が中止となったったことからその前にある国体、1月に行われる予定である春高バレーの開催も絶望的となった高校バレー。そんな中、私の県では県と協会が協力し、地区規模で1つ、県規模でも1つの計2つ、3年生が出場できる大会を開催することが決定しました。そしてそのうちの地区大会が先日開催されました。しかし、私は仕事のため会場に駆け付けることができませんでした。

今大会は特別ルールにより開催されました。参加チームは11校。初戦からトーナメント戦。2回戦までは1セットマッチ、準決勝からは3セットマッチです。我がチームは第1シードです。2年生もスタメンに名を連ねる我がチームですが、今回は全て3年生でスタメンを組みました。
2回戦までは全てストレート勝ち。準決勝の相手は近年力を付けてきているN高校でした。結果から言うとフルセット負け。最終セット、サーブカットで踏ん張りきれず、そのまま負けてしまったと、、、。その後の3位決定戦ではストレート勝ちで最終順位は3位、とのことでした。試合後、セッターのK君に連絡を取って試合の感想を聞いてみました。すると、意外にも「楽しかった。いい形で終われた!」、「〇〇が最後、本当にすごかった!二段トスなんかバンバン打ち込んでた!」という返事が来ました。

高校生には、確定しているものだけでは、残り1つ県レベルの大会があります。しかし、中には今回を最後に引退する選手も多くいます。我がチームのエースでキャプテンのH君もその1人です。この年代のチームで私が1番惚れ込んだ選手でした。この子については、また次回詳しく書こうと思います。

私が指導している中学は私立の中高一貫校です。そのため、中学部が休みの時や練習の時間が被っていない時は、私が高校生の練習を手伝うこともしばしば。また中学の試合前には高校生に中学部の相手を頼むこともよくあります。その時はいつも全力で、そして優しく兄弟のように接してくれる高校生たち。私はそんな彼らが大好きです。彼らが全力でボールを追える時間は、今もどんどん減ってきています。どうか彼らが最高の形で高校バレーを終えることができるように、私にできることはサポートのみです。

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