イーロンマスクとザッカーバーグの金網デスマッチ

子どもの喧嘩は口と腕力で行い、大人の喧嘩は金と法律で行います。どっちが良いのかは分かりませんが、大人と子どもでは喧嘩の仕方が異なります。

しかし、いい歳した大人、それも国際的巨大IT企業の親玉同士が、どこまで本気か知りませんが喧嘩をして、実際に金網デスマッチをすることになると、大人も子どものような喧嘩をすることもあるのだなあと、逆に感心してしまいます。

とりもなおさず、TeslaやX(旧Twitter)のCEOのイーロン・マスク氏と、Meta(旧Facebook)のマーク・ザッカーバーグ氏の争いの話なのですが、始めに話が出たときには
「そんなアホな」
としか思えなかった金網デスマッチが、徐々に話が進んでいることには笑いを禁じ得ません。

一応、大人らしい話としては、この「世紀の闘い」のライブストリーミングにかかる収益は退役軍人のために使われるそうです。だからといって喧嘩を腕力で解決することには変わらないのですが。

サッカーでは、フィジカルコンタクトがあって選手同士がちょっとした争いになっても、ボールがインプレーで動いていたら審判は余程のことが無い限りは止めません。言い換えると、アホとバカの些細な争いは審判が無視するのです。

それを考えると、マスク対ザッカーバーグの喧嘩は両者が裁かれる側でもなく、むしろ多くの金と人を自在に動かせるような立場だからこそ、余計にどうしようもなくなって中止出来なくなっているのでしょう。

まあ、全くの赤の他人としては、好き勝手に好きなだけ暴れたらええやんとしか思えないのですが、世の中のいたいけな子どもたちが、揉めたら口論した上で腕力で解決したら良いのだ!という屁理屈を覚えてしまうことが心配ですね。

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