2020年1月9日日本代表U23対サウジアラビア戦のテレビ観戦の感想

今回のAFC U-23アジア選手権は、23歳以下のアジアナンバーワンを決めるだけでなく、今年の東京五輪サッカーアジア代表の出場権をかけた戦いでもあります。

当然ながら日本は開催国として出場権を持っていますので、ここで失敗しても地獄を見ることはないのですが、最近急に評価が落ち気味の森保監督としてはベスト4が最低ラインと言われそうな気がします。私自身はそこまで森保監督を悪くは思っていないのですけどね。ただ、カップ戦決勝は勝てない人なんだろうなというイメージはあります。2013年天皇杯とか、2014年ナビスコカップとか、一昨年のアジア大会とか、去年のアジアカップとか。

日本はグループリーグではサウジアラビア・カタール・シリアと同組で、ありがたいことにNHK-BSでは日本とは別の組合せの試合もやってくれるようです。今日は日本対サウジアラビアの試合の前に、カタール対シリアの試合も生中継となりました。

そのカタール対シリアは前半の早い時間にGKのミスとDFのオウンゴールであっさり2点差となりましたが、その後シリアが攻めて1点返し、終了間際に同点に追いつくという試合展開でした。

両チームともつなごうとしてミスをするのでつながずに前にある程度アバウトなボールを蹴った方が良い攻撃につながっていたような気がします。ただどちらのチームも完成度としては高くないように見えました。日本代表が普通に戦えばまず負けることはないくらいのレベルだったと思います。

さて、日本代表は個人的に注目の食野がしっかりスタメンでした。唯一の海外組として(ガンバ出身として)頑張って欲しいものです。GKでは残念ながら谷は控えでしたが、J1での経験を考えるとファーストチョイスが大迫になるのは当たり前ですね。2連勝してターンオーバーが出来れば3試合目に出番があるかも知れません。

序盤はサウジに攻められるシーンが多く、鋭いミドルを打たれたりもしましたが落ち着いている感じは見られました。ボールが落ち着いてからは、サウジはつないで攻め、日本はクロス・サイドチェンジ・縦パスで攻める意志が見られました。

っていうか食野がコーナーキック蹴るのか・・・。ガンバで蹴ったことあるんかいな。

大迫のシュートストップすごいですね。

GKとの一対一になった旗手は何をやっているんだ。

食野ばっかりシュート打ってるな。

前半の感想としてはこんな感じでしょうか。お互いに序盤以外は様子見の雰囲気もあったような気もします。

そして後半キックオフ。旗手が豪快にシュートを外した後に、バイタルでのプレスがかからずエリア内にドリブルで侵入されてシュートを決められて失点。取られ方も取られた時間帯も悪い。

食野のCKに可能性を感じないのですが、どういう理由で選んだんだろう、と思った瞬間にビッグチャンスが来たもののシュートがブロックされました。

その後、杉岡からパスを受けた食野が得意な角度からミドルを放ち、相手に当たってゴールになりました。やはり食野はあの角度なら一人交わしてシュートを打つ動作はピカイチですね。

さてこれで同点。もう一度落ち着いて戦えます。じわじわと日本のポゼッション率が高くなっていったようで、後半の真ん中あたりからは攻める日本、守るサウジという図式になりました。

サウジは足をつる選手も出てきて、攻撃に重心を置けなくなってきましたが、一発カウンター・セットプレーが怖いのは昔から変わりません。

むしろ固く守られた方が、堂安や久保のようにドリブルで単騎突破出来る選手がいない日本のパスが相手守備網に引っかかったときが怖いです。

と思っていたら単純なミスからPK!・・・当然ながらVARで主審のビデオチェックまで行きましたが判定は変わらずPK。岡崎が後ろから蹴っていましたね。大迫はすんでのところで止まったのに。

PKで結局残り少ない時間帯で勝ち越されてしまいました。結局そのまま試合終了。初戦でいきなり敗戦です。

グループリーグ敗退となると森保監督の進退問題や、フル代表・五輪代表兼任解除という流れが出てくるでしょうね。

良い感じの時にミスから失点するのはシステムやフォーメーションの問題でもないと思いますが、どうも3バックが選手層とミスマッチな気がしてならないですね。世界の潮流が3バックではあるのですが。

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