解散総選挙まで後一押し?

岸田親子の官邸忘年会疑惑を日本版パーティーゲートと呼ぶのもみっともない話ではありますが、本家本元のパーティーゲートをやらかしたイギリスのジョンソン元首相が、議会での追及に抗議するということで議員辞職することになりました。

与党の議員、それも元首相という立場であっても議会特別委員会の調査で忖度されないのは、日本の現状と比べると羨ましく感じるところがありますが、こちらのパーティーゲートはコロナ禍のロックダウン中に何度も官邸でパーティーを開催していたのですから、これはこれで
「そらアカンやろ」
というより他ありません。

さすがに本家のパーティーゲートと比べると、今回の岸田父子の忘年会については、そこまで悪質とも言えません。もちろん、不行跡であり、品位に欠け、良識を持たないと言うべき恥ではあるのですが。

イギリスも日本も議院内閣制ですから、選挙区の有権者による審判で選挙で当該議員が負ければもちろんそれで終わりです。さすがに現職総理が選挙区で負けるわけはないでしょうけれど、政権というものは与党によって維持されるのは議院内閣制だからであるので、与党議員が
「こんなスキャンダルを抱えたままだと総選挙で負ける!」
という危機感を持って、議員・党員が上を突き上げたら、選挙で大敗するよりは・・・とトップも辞職せざるを得なくなります。まあ、そこまでは行かないでしょうけれど。

だいたい、今、岸田内閣が解散総選挙に踏み切ったところで与党が大敗するとも限りません。

未だ野党の人気が上がらないこと、ガーシー前議員の逮捕、れいわの山本太郎氏の懲罰など、野党も野党でアレであり、与党・政権のスキャンダルを政権打倒にまで持っていけなさそうです。

その一方で政権側も、マイナンバーを巡る一連の問題によって批判は絶えません。

何かもう一押しあると解散総選挙にまで一気に行きそうですけれど、何かありますかね?

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