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ガーシー議員、れいわローテーションの結果予想

参院議員のいわゆるガーシー議員が徐々に追い詰められてきました。依然として国外にいるのですぐに逮捕や拘束等されることはありませんが、国会議員になろうがなるまいが、日本にいようがいまいが、結局同じ結末になりそうな気がします。

そもそもそんなに政治家、それも国政に大きな影響を与えるような政治家のスキャンダルを、マスメディアは持たずに彼だけが持っているということもないでしょう。あれば報じているでしょうし、証拠が無かったからメディアも報じていないというのであれば、同じく彼だけが決定的な証拠を握っているというのも不自然でしょう。芸能関係のスキャンダルについては彼自身が関わっていて証拠もたくさん持っていたでしょうが、他の畑にはあまり関わってこなかったのなら、他者からのタレコミメインの暴露になるでしょうし、結局それは信頼度や証拠の面で困難を抱えています。

政治家や実業家のスキャンダルを訴えても証拠が無ければ、良くて黙殺、悪くて起訴になっちゃうでしょうし、それこそ国会で除名されたら終わりです。とは言え、日本に戻らずずっと海外にいるのであれば起訴も逮捕も逃れることは物理的には可能です。いっそのことロシアや中国に亡命しちゃえば受け入れ先も「日本の国会議員が亡命した」という、仮想敵国の政府に対する非難の材料に使えると思って保護してくれるかも知れませんよ。

さて、そうかと思えば今度は水道橋博士議員が病のため辞職し、残りの任期はれいわ新撰組の党員5名でローテーションするそうです。議員の席をポンポン勝手に回していくという前代未聞のやり方ですが、これにはかなりに批判も起きていて、まあそりゃそうだろうなと思います。町内会やないんやから。

これについても禁止は法的に出来ないとか、あるいは比例代表は党に投票されたのだからおかしくないという、消極的ではあれど賛成意見もあります。まあ確かにそれもそうです。かつて、比例選出議員が不祥事などを起こしたときに議員辞職ではなく所属政党を除名あるいは離党して議員を続けることへの批判では、同じ理由(比例選出は党に投票された)という理屈で、不祥事で離党した議員を批判するなら、今回れいわ新撰組がやろうとしていることを逆に認めざるを得なくなります。

しかし、今度はれいわ新撰組内部での抗争の火種になりそうな気もします。5人が全てきっちり1年毎に入れ替われるかどうか。途中で誰かがごねて辞めずに居座り続けるとか強引に離党して別政党に入るとか、そんなことがあってもれいわ新撰組としては止められません。そして、その議員のやっていることも「合法」なのですから。

ガーシー議員もれいわローテーションも、ルールの隙間というか抜け穴というか、これまで誰も思いつかなかったか、思いついてもみっともないのでしなかったかという方法で切り抜けようとしていますけれど、多分ろくな終わり方を迎えないんじゃないですかね。

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