カイゼン目安箱よりも。
先日、8月14日にnoteの記事内にソースコードの形で投稿者のIPアドレスが残っていたという大問題が出てきました。IT系メディアだけではなく、一般メディアにも取り上げられましたので、noteサービスにとっては大打撃でしょう。具体的な金銭レベルでの損害よりも、noteのブランド価値を毀損してしまった方が大きいかも知れません。
noteが好きな人、気に入っている人は今回の問題があっても利用し続けるでしょう。私もその一人です。しかし、noteのライトユーザー・これから使うかも知れない潜在的なユーザーにとっては頭の中にネガティブなイメージが残ってしまった可能性があります。
先日も書きましたが、
noteを利用する時は実名(あるいは芸名)で、その他ウェブサービスを使うときは匿名で使っているような人が、IPアドレスやその他の利用状況で類推できてしまいかねない、ということが一番大きな問題でした。ここ1,2年は大企業・著名人・芸能人とnoteのコラボが増えていましたので、今回の件で相手側が及び腰になるかも知れません。まあ、私のような個人ユーザーには直接関係ないことですが、それによってnote自体の収益が悪化して、サービスの質・量が低下されるとやっぱり困ります。
さて、今後のnoteがどうなっていくのか、中の人はここ数日必死の対応をされていることとは思いますが中にいない人から見た方が分かることもあります。今回の件を機に、noteサービスの現状の悪いところや不満点をユーザーから大々的に募集してはどうでしょうか?
既に上記のカイゼン目安箱はありますが、この入力ってそれほど気楽には出来ません。こうしてほしいという意見はもちろん建設的なものであり、まさに目安箱として好循環が生まれるのでしょうけれど、代案というか改善点を見つけるのはそれなりにハードルがあります。また、明確な不具合なのかどうかも分からないこともあるでしょうし、わざわざ時間を書けて指摘しなくてもいいやと思っている人もいるでしょう。
そうではなくて、現状の問題点・疑問点・悪い部分についての指摘だけを受け付けて、さらに通常のnoteや掲示板のように、他の人も閲覧できるような形式にして、他人の指摘に乗っかって指摘できるようにすれば、より多くの不満が集まっている問題点に気がつけるかも知れません。
もちろん、意見に対して人的リソースを振ったらそれだけ経費がかかりますから、そんな気楽にポンポン意見されても困るのでしょうけれど、今回の問題を受けてピンチをチャンスに変えるくらいであってほしいものです。
とりあえず、個人的には今回の問題の謝罪のメールが16日の午前中に届いたのはどうかなあとは思いました。noteのユーザーって、常にノートを開いていたり、noteのTweetを見ているとは限らないんですし。
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