コロナから思うこと

2020年は本当にあっという間に過ぎ去ってしまった。1月末にコロナが発生、その影響で2月3月は仕事ができず。4月から少しづつ仕事に出れたものの渡航規制で国内、国外とも出張ができず。中国国内では、7月以降になってようやっと移動制限が緩和され、マスク、健康コード、行程履歴など制限はあるものの出張には出れるようになった。中国では収まりつつあり、日本では感染が途切れることなく逆に広がっていった。

中国では、身分証明書(外国人はパスポート)と携帯番号が紐づけられ、移動履歴や居場所が把握できるようになっている。感染者が確認されると、どこで感染し、どの交通機関を使って、どこに移動し、病院での検査をどのように受けたかまでわかるようになっていて、それがショートメッセージなどで通達されるようになっている。明から様に全てが分かってしまうような仕組みだ。ただ、それで感染を押さえ込んでいるのは確かなのだ。ある小区(集合住宅、少なく見積もっても2000人は住んでいる)で一人感染者が見つかると、住民全員のPCR検査をほぼ1日で完了し、全員が14日間の隔離期間に突入する。それを粛々とこなし、受け入れている中国人の強さを見てとる。

数ヶ月の移動規制と人の移動のトラッキングをしっかりすることで、結果として中国ではコロナ前の経済に戻って来ている。中国から出られない者からすると、経済を維持することを目的に自助努力の感染防止で感染を増やし続けいている日本の状態は気が気でなない。一つに帰れないこと、一つに世界と中国との関係が弱くなってしまっていること。良いところは見習い、悪いところは見習わず、お互いに尊重し合い何とか生きていくことが大切だと思うのだが、、、。

コロナが終息した時の世界が、以前よりも悪化していないことを願いつつ、2021年のスタートを切りたいと思う。日々コツコツとやれることをやっていこう。



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