早食改善のための気付き

とにかく歩いて電車にのるだけの1日だった。
住民票の変更と免許証の住所変更のために東から西へ、西の周辺をぐるぐるとした。

本当は半年前に引っ越していたのだが、面倒くさいが大勝ちしやっと今になって重い腰を上げたのだ。

重い腰を上げたきっかけは、図書館。
先日たまたま最寄り駅の近くに区立図書館があるのを発見した。

これは図書カードをつくらなければと思ったが私はまだ前の住所のままになっている、すなわち区立図書館のカードを作れない。本来は半年前に済ませるべきだった手続きをいまになってやった結果、1日で15,000歩ほど歩く羽目になったのだ。

区役所は自宅から離れているので電車を乗り継いでいく。
せっかくだから外でご飯を食べようとネット検索すると、区役所から徒歩10分のところで美味しそうな食堂が見つかった。

13時を過ぎた頃。ピークを外したのか、はたまた元々お客が多くはないのかまったく待つことなくすんなり入れた。

今日のランチメニューを見ると「西京焼き」の文字がまず目についた。
他にも豚の生姜焼きや海鮮丼などもあったが、あまり悩むことなく西京焼きを注文した。

もちろん西京焼きは美味しかった。不味いわけが無かろう西京焼きだぞ。
食べて初めて気付いたのだが、私は西京焼きが好きなようだ。
いままで西京焼きを何度か口にしてきて都度美味しいと思い、もっと食べたいとも思っていた。しかし、好きとまでは認識しておらず「美味しいな~」ぐらいにしか思ってなかった。

西京焼きのいいところはあまり量が多くないことだ。
とても美味しいにも関わらず、お腹いっぱい食べるほどは提供されない。
ちょっと足りないところで食べ終わる。
まぁもっとも、あの味をお腹いっぱいになるまで出されたら味が濃いのできっと味覚がマヒしてしまう。

あとこの店の箸はとても細い。力いっぱい食材を割ろうとすると折れてしまうんじゃないかと思うほどに細い。
だからこそ一口が小さくなる。一口が小さいと逆にしっかり味わうようになる。しっかり味わうと、使われている調味料や野菜の名前などを考えるようになる。
自分の味覚がどのように働いているか観察をする。

4種類の小鉢、細い箸、薄い味。

うん、いい感じだ。自分の感覚が戻ってくる。


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