子供から見た大人って怖いから

駅をウロウロしていたら、おじいさんに話しかけられている小学生2人がいた。
なんの話だろうと思い、聞き耳を立てると「どこの小学校?」という質問が耳に入った。

その質問は怪しくないか?と思い割り込んで声をかけ事情を聞いた。
「いま、防犯の目的で子どもだけで歩いていたら声をかけてるんです。元々警察で少年課にいました。」
と身分証らしきものを提示してきた。

おっと、警察の方か。
とはならない。いや、普通に怪しいだろ。
なんだその身分証は見たことないぞ、と思い

「この子達が何かしましたか?」と聞いたら
「いいえ、聞いてるだけです。あなたは誰ですか?関係者ですか?」
「いいえ、通りすがりです。大人の方が小学生に話しかけてるのは、見慣れない光景だなと思って声かけました。」
と返したところ
「そうですか。ところでお嬢ちゃん、今日はママと一緒じゃないの?」
と小学生に質問を続ける。

その身分証になんの意味があるんだ。
名刺だって偽造できる、お金だって偽造できる時代にそんなものがなんの信用を得ることができるんだ。
そこからしばらく問答を続けていたところ、話をなんとかまとまって解散となった。

怪しく思い、近くの交番でコトのあらましを話したところそういうことをしているらしい。
ちゃんと公式のことだったようだ。

本当に何事もなくてよかった。
怪しい人じゃなくてよかった。

とはいえ、かなり怖いだろ。
定年した警察を名乗って駅の広場で子どもに話しかけ、小学校を聞き出そうとする。

私もかなり焦っていたため、すぐにその場を立ち去ったが
小学生2人にアフターフォローをするべきだったなと後悔。

次に同じことがあったら小学生に
「急に割り込んでごめんね。大人3人に囲まれて怖かったね。
でも小学校を言わなかったのはとっても偉いよ。
次、同じことがあっても知らない人に声かけられたら自分の情報は出さなくていいからね。
困ったことがあったら、近くのお店の人に声をかけます!って言っていいからね。」

と言うぞ。

あぁ焦った。
あんな時に上手く立ち回れるようになりたい。

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