私の孤独はとてもうるさい

生まれてよかったと思ったことなんか一度もない。
これは寒さとか生理前とか関係なく、ここ一年間でずっとずっと思ってきたこと。

生まれてこなければ大好きな友達にも、美味しいものにも、美しいものにも出会うことはなかったことは承知している。

でも私は大好きな友達にも、美味しいものにも、美しいものにも出会わなくてよかったから生まれてきたくなかったと思ってしまう。

仏教用語で「苦諦」とある。
個人の解釈も含めているが、人生はどうやったって苦しみの連続なんだから苦しいことが起きませんようにって祈るのはおやめなさいという教えだ。

たしかに生きていると苦の連続だし、何してもどうやっても結局は息苦しい。
その苦しみを乗り越えるのが人生の醍醐味だともいうだろう。
だけども、乗り越えてなんになる。どうして乗り越えてまで生きなければならない。

こんなことを悩まない人生でいたかった。
考えても正解はないし、自分の中で答えを導き出さなければ私は決して納得しないこともわかっている。

でもこの疑問を一人で抱え続けるのは寂しすぎる。とても抱え続けられない、なのに捨てられない。
他人に理解されない孤独を抱えることが生きることかもしれないが、私は孤独を一人で抱える覚悟もないし相手と共有する度胸もない。

何かが足りない、でも足すための努力をするのはつかれるから嫌だ。

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