三大欲求であり、生活の基盤であり

休むって本当にすごいな。
つい1週間前まで誰からの連絡も返せなくなるほど元気がなかったのに
ひたすらダラダラし気が向くままに食事と睡眠をとっていたら心に余裕ができてきた。

ご飯に興味がわかず夕食を探しにコンビニの商品棚で呆然とすることが多々あったが、いまは自炊までできるようになった。

この前はビーフシチューとパンを焼いた。
パンにいたっては人生で初めて生地から作った。

先日話した人が、手触りを楽しむために料理をすると言っており
「その観点はなかった!」と軽い衝撃を受け、次の日に強力粉とドライイーストを買ってパンを作った。

パンを作ってみて初めて知ったのだが、生地って気持ちがいい!
形容するならふわふわともちもちの間、且つちょっとぺたぺたして弾力がある。
なんだろう…何にも例えがたい…、だけども非常に心地がいい。

パン作りってなかなか時間がかかるし、失敗する可能性がかなりあるから今まで避けてきたけど
料理に時間をかけるという行為は"余裕"というものをしっかりと感じる。

三大欲求であり生活の基盤でもある「食」というのをいままでおろそかにしていた。

食べたいものがある。
丁寧に作る余裕がある。

相変わらず「美味しい!!」という感覚は鈍っているけど、時間は大いにあるので「美味しい!!」と思える瞬間を探していこうと思う。

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