病み散らかし
ついに休職した。
やっぱり駄目だった。
上司に励まされ、実用的な行動計画も立ててもらったので期待にこたえたいという思いは報われず
いよいよ体が起きなくなった先々週の月曜日の朝。
自分が健全な状態ではないことを自覚しつつ、たまった仕事をさばこうとやっとの思いで起き上がるもPCを開けない。
机に座ってはいるのだ、しかし開けない。
PCを開いたらslackを見て、メールを見て今日やるべきことを整理する。ここ半年ずっとやってきたことだ。今更難しいことは無い。
ただPCを開くということはslackを見て、メールを見て今日やるべきことを整理し仕事にとりかかることになるのだ。
それがどうしても、もう、できない。
通いのメンタルクリニックからもらった薬を必要以上にのみ、少し休憩するもやる気は全くわかず。
とりあえず状況を上司に伝えたところ、無理せず休んだ方がいいと言われたのでしっかり甘えて2日ほど休みをもらった。
休みをもらった間もslackの通知は鳴りつづけるので、心休まることは一度たりとも無い。
水曜日。少し回復したので朝支度をし出社する。
早起きしないといけないという面倒くささはあるが出社はいい。
朝日を浴び、人とあいさつと会話を交わすので背筋が伸びる。
だけどもそんな些細なことでは、空気がつまったような重さがある私の頭は冴えず、耳の奥につんとした痛みを覚える。
いよいよ顔色が悪かったのだろう。
産業医との面談を提案されたので、金曜日に早速話した。
ご飯が美味しくないこと、なんにも興味が湧かないこと、薬に頼ってしまうこと、頭が重いこと。
半年間、一度足りとも幸せではなかったこと。
今日生きているのは、ただ死んでいないだけであること。
産業医の意見としては「すぐにでも休んだ方がいい」とのことだった。
タイミングよく、面談日のあとに上司の上司(役員)と面談をする機会があり最近の体調の話をする。
既に産業医からの話は聞いていたみたいで、翌週からにでも休めるよう手配をしてくれた。
いまある案件のTODOを書き、自分の足で帰ることができた。
案件を最後までやらないこと、途中で投げ出したこと。
もう全部どうでもいい、他の誰かに迷惑がかかろうと知ったこっちゃない。
私はとにかくスマホの通知を一切見ることが無く、誰からも「いまどうなってますか?」「これ確認お願いします」といわれない時間が欲しい。
誰にムカつくこともなく穏やかに過ごしたい。
自分が何に幸せを感じるのか、どうしてこうも生きづらいのか。
生きていると良いこともあることは知っている。いままでの人生、辛いことばかりではない。満たされたときももちろんあった。
だけども
どうして生きなければいけないのか。
どうして元気を出さないといけないのか。
もうこれ以上 自分に、環境に、他人に苦しみたくないから、全部終わらせたい。
早く全部終わりますように。
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