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年を重ねるほど、自分は思ったより寛大ではないと気付く

26歳になった。
あまりに時の流れが早すぎて「もうこんなに大きくなったんだね。成長するのはやいねー」と母と一緒にびっくりした。私は何目線なん。

26歳になる直前、人と喧嘩をした。こんな年になって人と喧嘩するとか思わなかった。私は人と喧嘩するくらいなら距離を置くタイプだからだ。

喧嘩した時間も遅く、次の日も仕事だったため中途半端なところで私から切り上げたが全然腹の虫は治まっていない。なんなら腹の虫が成長してしまった。
喧嘩したあとに心を落ち着かせようと1人で整理していくなかで「なんでこんなことに労力を費やせねばならないんだ。もう嫌だ…話したくない…。」と虫が成長して蛹になって殻に籠ってしまった。
羽化する予定はまだない。

心地よい殻に閉じこもっている間に、自分の本来の生き方について振り返る。

私は人に1言われたら5を受け取ってしばらくそれについて考えてしまう。だから全くストレスなく過ごした記憶なんてない。常に頭の中がうるさくて心がざわざわしている。

さらに心もあんまり広くはない。キャパも自分が思うよりずっと少ない。
その大きくないキャパシティ(許容量)をやりくりして仕事とか生活とか趣味とか人間関係とか生理とか、人生を運用している。

今回のように崩れたキャパのバランスを元に戻すのは長い期間と精神的な労力がかかる。
例えばストレスの原因を特定するためにマインドマップを書いたり、泣いたりもする。こうやって文字に起こしたりもする。

よくやるのは、ストレスの原因に関わる人に対して興味を無くすこと。
私は私を守るために興味を無くした人がたくさんいる。そうしないと生きてこれなかったからだ。
今回ぶつかった相手は「ぶつかってかえって関係が良くなることもある
、だからちゃんとぶつかりたい。」って言ってた。
やめてくれ、少年漫画の世界に私を入れないでくれ。

正論かもしれない、それで関係がよくなることもあなたにはあっただろう。

でもあなたが私でないように私はあなたでない。自分の成功体験を私でも試さないでくれ。私はあなたがぶつかって成功した人とは違う人間なんだ。

私があなたのことをわからないように、あなたも私のこと分かりっこない。
相手に分かって欲しい、受け入れてほしいなんてそんな贅沢なことは言わない。

人から1言われて5を受け取って、どれだけじっくり考えているかを人にぶつけたところでそんなのは相手の知ったこっちゃないんだ。
だから何も言わない。これからも言わない。

もしかしたら単にあなたにむかついただけかもしれないし、ホルモンバランスのせいで機敏にむかついてるだけかもしれない。例えば仕事で嫌なことがあった気持ちを引きずってむかついてるのかもしれない。どれが起因してむかついてるのか短い時間では判断できなくて、着火した瞬間の勢いで「あなたのここが嫌だ」と言いそうになる。
配慮が足りた言い方ができないことを知っているから、何も言いたくない。

羽化の予定はない。

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