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女の子がよかったなという気持ちの行く末は
息子がまだ息子だと分かっていなかった時、私は娘だといいなと思っていた。
中高女子校だった私は女友達は多いけれど、心許せる男友達は少ない。
そして「ちょっと苦手だな」と思う人は男性の方が多いかも、という程度に透き通るくらいうっすらと男嫌いな面があることも自覚している。
なので、女の子の方がうまくやっていけそうな気がしたのだ。
男の子だと分かった時の衝撃は中々なものであったけれど、名前の候補を考えたり、夫が嬉しそうであったり、友達の息子たちがすこぶる愛らしかったり、と妊娠期間中にだんだん気持ちの整理がついていった。
「男の子だったよ」という私に、「よーし、名前考えよう!」と言って、ボールペンとルーズリーフを持って駆け寄ってくれた夫には感謝が尽きない。
そして、産まれてからは、生かすのに必死で男だとか女だとか考えている余裕はなかった。
怒涛の日々が落ち着き、息子が笑顔をみせるようになった頃には構成するすべてがただただかわいく、愛おしく感じるようになっていた。
産まれてくるのが息子でなければ嫌なので、息子は男の子だから男の子でよかった、回りくどいが、そんなふうに思っている。
ただ息子は今生後半年だ。
柔らかな息子の太ももの感触を味わいながら、この脚がいずれ夫の足のようにがっしりとしていく時に思いを馳せる。
声が低くなり、背が伸び。力が強くなっていく息子‥
中高とあまり男性と関わらず、唯一身近な異性である兄のことは今も昔も大嫌いだ。
こんな私が育ってゆく息子と、ずっとうまくやっていけるのかなと怖くなり、まあるい息子の温もりをぎゅっと抱きしめることも度々ある。
まだ怖い、まだ怖いけれども、急に育つわけではないのだ。
日々、息子をよく見て、何かあればその都度対処していこう。どの年代の息子とも、ちゃんと話だけはできる関係を築いていきたいなと思っている。
男の子育児に関しては、諸先輩方のブログ等を読んで、漠然とした不安を取り除いている。
特におたまさんのブログは熟読させて頂いている。
最近はその中でも「やめて」と言われてたら、必ずやめることについて言及されていて、これは絶対取り入れなくてはと意気込んでいる。
https://x.com/otamashiratama/status/1751092814518313349?s=20
うちの息子たち、「こちょこちょして~」と甘えてきて、私がくすぐるとゲラゲラ笑いながら「やめて~!」と言うんですね。で、私は「やめて」と声が出た瞬間にぴたっとやめる。
— おたま@男子二児の母 (@otamashiratama) January 27, 2024
息子たちは自分がひとことでも「やめて」といえばお母さんは即座にやめると分かってる。
これはすごく大事だと思う。
いじるといじめの境目が曖昧だった部分、笑っていれば気にしてないと都合よく解釈する無意識の加害者性、私の中にもあるすごーーーく嫌な部分。
私も治したいし、息子に受け継ぎたくもないのだ。
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