夜中に叫び声を聞いたとき、あなたならどうする?

23時ごろ。家の外から女性の叫び声らしきものが聞こえてきました。

「!?」って窓の外を見てみましたが、特にいつもと変わらない様子でした。誰かが遊んでるんだろうなぁ〜寝るかぁ〜と思ったそのとき。

「これ、アフロ田中のやつでは!?」と思いました。

アフロ田中という漫画シリーズがあるのですが、その中の有名な一コマ。ネットで無断転載されまくっているコマで。
「誰も消防車を呼んでいないのである!」というやつです。

これを思い出して、着替えて叫び声の聞こえた方角を見に行ったのですが特に何もありませんでした。よかった。

傍観者効果

このように自分以外に目撃者がいる時に率先して行動を起こさない心理を「傍観者効果」と言います。
交通事故を目撃した、とか、体調悪そうな人がいる、という時に起こります。

これが起きる理由としては
1. すでに誰かが対応してるはず
2. 誰も行動しないということは緊急事態ではないと判断する
3. 行動した結果さらに悪いことが起きたらいやだ
…などが行動を起こさない理由らしいのですね。

また、その場に居合わせた傍観者が多いほど、行動を起こす割合は下がってしまうのです。
自分しか目撃者がいなかったら通報するけど、人通りが多い場所だと行動しない、ということですね。

これ、自分が傍観者ではなく当事者で助けが必要な場合は、何としてでも行動してもらわないといけないのですが、そんな時に「どうすれば行動してもらえるのか!?」というお話です。
影響力の武器という本にその内容があったのでご紹介します。

まず思いつくのは「助けてください!」と声を出すというものですね。
これも効果はあるのですが、目撃者が多い状況だとやはり「他の誰かがやるかな?」と思われる可能性もまだまだ高いのです。

実は最適な方法とは、特定の1人に目標を定め「そこの黒いスーツの方。そうです、あなたです。救急車を呼んでください」という方法が効果が高いのだそうです。

少し前に話題になった、鈴木みそさんという漫画家が「車椅子の女子高生を救った話」もまさにこの行動ですね。

ということで、ピンチの時には特定の1人に助けを求めるのが最適解である。という話でした!それでは!

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