見出し画像

2023年10月 BTC及びマイニング企業3社まとめ ~$RIOT/$MARA/$CLSK~

この記事について

この記事は最後まで無料で読めます。
2023年の10月のビットコインの動向及びマイニング企業3社についてのニュースを図表を用いて簡単にまとめています。参考になったという方はイイねとフォローをよろしくお願いいたします。
先月のまとめはこちら↓


ビットコイン

BTC/USDの月次対数チャート

10月の実績

10月は始値:26,967.40 高値:35,150.43 安値:26,558.32 終値:34,667.87 変動率:+28.54%となり大きく上昇しました。
アノマリー通り10月は陽線で終えることができました。

  • 月次チャートで見ると50ヶ月平均線の線上

  • 週次チャートで見ると200週移動平均線と100週移動平均線を突破

  • 日次チャートで見ると100日と200日移動平均線に抑えられていたのが、中旬に出来高を伴って両方突破

  • RSIは週足で70まで到達、日足で82と割高圏なので調整が必要になりそう

BTC/USDの週次対数チャート
BTC/USDの日次対数チャート

10月はアノマリー通り1年で一番強い月でしたので例年通り素晴らしい結果となりました。現在、週足と日足のRSIでは加熱しすぎ感がありますので少し調整をするかもしれませんが、抵抗線となっていた31,000を無事突破して今年の最高値を更新できました。

11月の見通し

月別BTCパフォーマンス

11月は過去2012年からの平均リターンは49.4%(2013年の470.9%の外れ値があるため)、中央値リターンは11.0%となります。プラスリターンで終わる確率は63.6%となります。
直近10年だと平均リターン:53.2%、中央値:8.7%
直近5年だと平均リターン:-7.0%、中央値:-16.2%
となり、最近はあまり良くない成績となり注意が必要です。

Riot Blockchain

ライオットについて

Riot (NASDAQ: RIOT) は、垂直統合戦略に重点を置いたビットコイン マイニングおよびデジタル インフラストラクチャ企業です。同社はテキサス州中央部でデータセンターホスティング事業を、テキサス州中央部でビットコインマイニング事業を、コロラド州デンバーで電気開閉装置のエンジニアリングおよび製造事業を行っています。

RIOTの9月のデータ

  • ビットコイン生産量:458 前年比:+26.52% 前月比:-10.02%

  • ビットコイン保有量:7345 前年比:+7.19% 前月比:+0.25%

  • ビットコイン売却量:440 平均売却価格:28408ドル

  • ハッシュレート(EH/s):11.7

その他の情報

  • 10月にテキサス州の気温が下がり送電網の需要が減少したため、電力および需要対応クレジットを生成。受け取ったパワークレジットとデマンド レスポンスクレジットを合計すると、その月のビットコインの平均価格に基づいて約93ビットコインに相当

  • 建物 G の修理が継続的に進んだおかげで、総ハッシュ レートも増加

  • 10月中、MicroBTは最新世代のM60シリーズマイナー発売を発表し、Riotは以前に合意されたM50シリーズの代わりにいくつかのM60シリーズマイナーを受け取ることに

  • 2024 年半ばまでに注文したマイナーが完全に展開されると、Riotの総セルフマイニングハッシュ レート容量は 20.2 EH/s に達すると予想

株価の変動

10月は始値:10.10 高値:11.37 安値:8.61 終値:9.78 変動率:+4.82%でプラスリターンではありますが陰線で終わりました。
月全体として200日移動平均線に抑えられて推移した月になりました。後半のBTCの上昇に伴って一時的には200日移動平均線を超えたものの元に戻るという酷い結果でしたが、僅かに下値は切り上げています。

Marathon Digital Holdings」

マラソンデジタルについて

Marathon Digital Holdings (NASDAQ: MARA) はマイニング施設を運営し、ビットコインの採掘に大量のコンピューティング・パワーを利用しています。2010年に法人化され、フロリダ州フォートローダーデールに本社を置いています。以前はマラソン・パテント・グループ社として知られていたが、2021年2月にマラソン・デジタル・ホールディングス社に社名を変更しました。

MARAの9月のデータ

  • ビットコイン生産量:1184 前年比:+92.52% 前月比:-4.67%

  • ビットコイン保有量:13396 前年比:+18.71% 前月比:-2.40%

  • ビットコイン売却量:961

  • ハッシュレート

    •  Operational/Energized Hash Rate (EH/s):19.2

    •  Average Operational Hash Rate (EH/s):17.2

    •  Installed Hash Rate (EH/s):23.1

その他の情報

  • 4.1EHのマイナーが設置されているテキサス州ガーデンシティの施設が稼働し始めたため、10月に通電ハッシュレートは1%増加して19.2EHに

  • 今月後半にこの施設が完全稼働すれば、23EHの目標を超えマラソンは北米最大の上場ビットコインマイナーとして確固たるものに。

  • アブダビの合弁会社のシャア20%からの18BTCを含め、マラソンは10月に1202BTCを生産。アブダビでは現在2.3EHがオンラインに。引き続き、UAE の完全な7.0EHが年末までにオンラインになると予想。

  • エネルギーコストを削減し、持続可能なエネルギーミックスを増加できると信じ新しい採掘方法を模索してきた。ユタ州で埋立地メタンガスのみを燃料とするパイロットプロジェクトを発表。今後数か月以内に検討している多くの革新的な採掘プロジェクトをさらに発表できるかもしれない。

  • テキサス州マッケーミーの稼働時間を9月の75%から10月には86%に改善。この施設での平均運用ハッシュ レートが14%増加して7.2EH/sに

  • 平均フリート効率は、2023 年 11 月 1 日時点で25.2J/TH

  • BTC保有の一部をヘッジした。10月31日の時点で、571BTCが担保として差し入れられており貸借対照表には載っていない。

株価の変動

10月は始値:9.20 高値:10.72 安値:7.16 終値:8.81 変動率:+3.65%でプラスリターンではあるものの陰線した。これは3社の中で一番低い成績でした。
月後半からBTCの上昇と共に上昇はしましたが、200日移動平均線を超えられずに、50日平均線に抑えられています。BTCの成績が良かった一方でマラソンの成績が振るわない結果となり、仮に11月にBTCが調整が来た場合一緒に下落する酷い結果になる可能性も頭によぎります。

CleanSpark

クリーンスパークについて

CleanSpark (Nasdaq: CLSK) は、アメリカのビットコイン採掘企業です。主に低炭素電力で稼働するデータセンターを所有および運営しています。
同社はまた、顧客にラックスペース、電力、機器を提供するなどの従来のデータセンターサービスや、仮想サービス、仮想ストレージ、データバックアップサービスなどのクラウドサービスを提供しています。

CLSKの9月のデータ

  • ビットコイン生産量:633 前年比:+18.98% 前月比:-1.56%

  • ビットコイン保有量:2311 前年比:+696.90% 前月比:3.17%

  • ビットコイン売却量:562 平均売却価格:28,600ドル

  • ハッシュレート(EH/s):10.02


その他の情報

  • 一日の平均採掘量:20.42EH/s 最高値は22EH/s

  • サンダースビル。重大な遅延は報告されておらず、予定されている年末の完成に向けて現場の建設は順調に進行中。建物 1と2および 3 の鉄骨構造と屋根構造が完成。これらの建物にもラックが設置されています。導管の大部分は敷地全体に設置され、残りの建物にはコンクリートの大部分が注入された。

株価の変動

10月は始値:4.17 高値:5.11 安値:3.38 終値:4.10 変動率:+7.61%でプラスリターンであるものの陰線で終わりました。
10月初日に200日移動平均線を突破から始まったものの陰線で終わり、月前半のは低迷しましたが、中盤から盛り返し200日移動平均線を突破しました。
週足で見ると50週移動平均線を僅かに下抜けましたが反発し11月に入った状態です。また、出来高も3週目、4週目は2020年以来の大きな出来高となっています。
2023年1月から続く上昇トレンドが無事10月中盤から再開した感が見受けられます。

まとめ

BTCの成績が良かったものの、マイニング企業のパフォーマンスは今ひとつな10月でした。
RIOTは電力供給のクレジット収入が減った一方でマイニング量が増加しました。
MARAはマイニング量が昨年の約2倍にまで伸びており、新しいエコなマイニングプロジェクトを計画しているとのことです。
CLSKは先月まで売却ではなくホールドしていましたが、今月のBTC上昇に乗ってBTCを売却しましたが、昨年よりも8倍近い量をホールドしています。
11月のパフォーマンスも気になりますが、各社の四半期決算発表がありますので発表され次第確認まとめをする予定です。
グラフが見にくいので来月にはグラフの作り方修正します。

注意

この記事はあくまで情報提供を目的としており、金融商品の勧誘や推奨を行うものではありません。投資にはリスクが伴いますし、皆さんの状況や目標に最適な投資戦略は個々に異なります。

投資判断を行う際には、十分なリサーチと専門家のアドバイスを受けることが重要です。この記事の情報は一般的なものであり、特定の個別の状況に対する適用を意図していません。

投資に関する質問やコメントは歓迎ですが、皆さんが適切な投資判断を行うための基礎知識を身につける手助けとなることを目指しています。安全で健全な投資体験をお楽しみいただけるよう、情報の活用には慎重さが必要です。どうぞよろしくお願いします。

ここから先は

0字

¥ 300

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?