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OCPP第1期を終えて

昨年の10月から参加していたプログラム、OCPP(Online Corching Pattern Practice)の最終講が年末に終わりました。結びとして、完了のワークをやりましたが、もう少しこの気持を味わいたいなと思ってゆっくり言語化したものを載せます。

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1.参加の意図

OCPPに参加した一番の意図は、「力をつけたい」という想い。自分の人生が動き出したとき、いつも隣には対話があって、その価値を強く信じてるし、純粋に対話の場で相手の想いを紐解く時間がとても好き。でも、「価値がある」と言葉にするだけでは、現実は変えられなくて。対話の力を信じたくて、信じてもらいたくて、そのための力をつけたくて参加した。

2.意図した成果

いろいろなスキルをインプットしたので、そのすべてが学びだったのだけど、その中でも私が大切にしたいと思ったことと、期間中向き合ってきたこと。

◆NCRW
これはコーチングの関わり方の基盤になる人間観。

N-Naturally
C-Creative
R-Resourceful
W-Whole
("People are Naturally creative, resourceful, and Whole.” )
「人はもともと、想像力と才知にあふれ、欠けるところのない存在である」

具体的にいうと、人は、誰もが自分らしく生きるために必要な力や、必要な繋がりを持っているということ。そして、コーチはそのクライアントの力を誰よりも信じること。これは、これだけで一記事書けてしまいそうなくらい、私が大切にしたい人間観になった。

◆コーチは相手を映す鏡であること
コーチは伴走者であり、言葉や表情・身体の変化すべてを捉えて、鏡のようにクライアントを映す。そこに自分の主観を動かさない。これが、これまで対話を「共感」ベースで言っていた私には、衝撃的だった。似たような経験を持ってなくても、価値観が異なっていても、伴走できるんだ!という驚きと感動。とはいえ、一番難しかったのもここ。「ちゃんと対話できてるかな?」「気づきを得てもらえてるかな?」という自分のエゴが、特に序盤は出やすくて、沈黙を待てなかったり、すごく方向付けをしようとしてしまって、あとから「またやってしまった…」って振り返って落ち込んだりしてた。
私はやっぱり、「相手に在るものを、良し悪しなく一緒に見つめていく」という対話の場がとても心地よくて、純粋に自分の好きな場をこれからも作っていくために、ここは向き合い続けるんだろうな、と思うポイント。

3.意図しなかった成果

◆繋がり
実は、この期間に直接顔を合わせた人はほぼいなくて、コミュニティとしては緩やかな関わりだったと思う。自分にエネルギーがあるときはコミットするし、なければしないし。でも、オンライン上でも、いつも傍らに「対話を大切にする」仲間がいたこと。このことが、想像以上に私の毎日を支えてくれていたなあ、というのが終わってみての気付き。3回目くらいからかな、回数を重ねるごとに、「あれ、なんか安心感や信頼感があるぞ」みたいな。(笑)いつの間にかそこにあった感じ。
やっぱり対話ってすごいなと思っていて、一度話すと、すごく相手を身近に感じる。「この人はきっと自分の気持ちに共感してくれるだろうな」と思っていたら、やっぱりしてくれたり、たった10分の対話の時間を「あの時間が原点になった」なんて嬉しい言葉をもらったり。

あとは、セッション提供者とのつながり。実は11月中は自分的には、疲れが溜まってしまってしんどい時期もあったので、こちらも日常的に連絡を取ることはなくて、約束したセッションの時間のみの関わりが多かった。自分がしんどいとき、人と関わるとエネルギーをもっていかれそうで、断絶することも多いのだけど、この対話に関してはセッションの中で未来にわくわくさせてもらえる時間や、関係性に力づけてもらえることがたくさんあって、コーチ側の私がたくさんもらっていた感覚。

これまで私は、人間関係の中で、「自分がコミットした分だけ返ってくる」という感覚が強くて、自分に余白がないのに無理にコミットしようとしたり、逆にちゃんとコミットできない後ろめたさから、自分から関係に見切りをつけるくせがあった、いや今でもある。それに対して、自分にとって心地よい距離感でも、ときに自分を優先しても、人と繋がれたことが、どことなく自分に安心感を届けてくれた。

◆自分の見たくないものを受け入れること
簡単に言うと、私は、頭では「ありのままでいい」「どんな自分も居ていい」と思っていても、本音のところでは、見たくないもの・嫌な自分がたくさんいた。いや、今でもいるんだけど、そんなものから、いくらか自由になった。
中でもわたしにとって大きかったのは「寂しさ」を受け入れていいと思えたこと。本当に無意識だったのだけど、これまでの人生の中で、いろんな選択を「寂しさを感じないこと」を軸にしていたことに気づいた。

「寂しくても大丈夫だとしたら、何がしたい?」

この問いは本当に何度でも立ち戻りたい、宝物のようにしたい言葉。本を読んだり、こうやってnoteを書いたり、一人で好きな街を歩いたり、いままで選択してこなかった「やりたかったこと」が一気に動き始めた。(その勢いでしばらく多少引きこもりになった)そして、「誰かと居なければならない」がなくなったから、力まずに人といられるようになって、結果として誰かと居るときも心地よくなった。もちろん「誰かと過ごしたいな」という自分もちゃんといるのだけど、もう自分を削って誰かと居ようとすることは減っていく気がしてる。

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ここから先は、かなり具体な振り返りだけど、完了のワークとして、一応載せとく。

4.やってよかったこと

まずはOCPPを受講することを決めたこと。少なからず費用と時間がかかるものだったけど、「やりたい」という想いに正直に受講を決めて良かった。あとは、課題のセッションをきちんと継続でやること。私は、初めましての環境があまり得意ではないので、単発ではなく継続して一緒に場を作れていくことが自信になった。

5.もう一度やるなら

とにかく自分に余白がなかったので、同じタイミングでと言われたら厳しいかも知れないけど、もっとグループ内・グループを超えて受講者同士で対話ができたら、気付きがあったり、繋がれる人が増えたのかなと思ったり。グループ内で日常の感情をシェアしているだけでも、なんだかとても身近に感じたりしたし、自分が期間中にずっと戦ってた余白のなさとかエネルギー不足の葛藤を、一人で抱えずに誰かに伴走してもらっても良かったなと。

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学びをきちんと残したくて、後半は取り急ぎ感もあるけどアウトプットしました。ひとまずは、OCPPの学びのアウトプットと定着のため、2020年も無償でコーチング続けていきます。興味ある方いれば、ご連絡くださいませ。

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