異種目から考える女子野球の未来

本日、埼玉県立武道館にて開催されたバレーボールVリーグ女子の試合を観戦してきた。

昨年から埼玉上尾メディックスが岩手県をセカンドホームに指定したこともあり、足を運ぶ機会が増えてきた。

Vリーグは、ヴィクトリーナ姫路というプロチームが加盟しているが、大半のチームは実業団・企業チームであり、プロアマの混合リーグの形になっている。

シーズン中はバレーボールに集中できる環境のチームが多々あるものの、仕事との両立がはかられているチームもある。

同じような環境のリーグとして、バスケットボールのB3リーグがある。プロバスケットボールリーグBリーグの下部組織であるが、実業団チームの参加も認められている。

私自身、岩手を本拠地とするプロチーム・岩手ビッグブルズのブースターとして、何度も会場に足を運んでいるが、盛り上がりをみせている。(写真は2019-20シーズンのもの)

プロチームに混じり参加している実業団チームは上部リーグに昇格は出来ないが、上位争いに食い込んでくることもある。


そして、女子野球。

事実上消滅状態の女子プロ野球リーグは、わかさ生活一社運営の形で、プロリーグの形を取りながらも、実質はわかさ生活の社員扱いであり、女子野球事業部としての事務所業務もこなしていた。

現在活動しているチームは、仕事との両立が原則で土日を中心に活動日数も限られている。

(昨年発足した読売ジャイアンツ女子チーム(参戦は2023年)が、形上プロチームと呼べるのかもしれないが...)

それぞれの地域に組織があり、リーグ戦を行なっている他、夏の全日本選手権、秋のクラブ選手権などの全国大会も実施している。

だが、トップリーグの存在というのは大きいと思う。やはり、トップリーグの再興を願いたいところ。

そこで、VリーグやB3リーグの形での女子野球のトップリーグはどうだろう?

プロに拘らず、企業チーム、クラブチームに枠を拡げることで、リーグの形は見えてくる。

昇降格の制度があると、さらに盛り上がりそうだ。

あくまでも自論であるが、いつの日かそうした新たな形での新リーグが発足したら嬉しい。