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渋滞の原因はワタシです

新型コロナウィルスが猛威をふるうようになり、なかなか電車通勤というわけにも行かなくなった私。

じゃあ車で行こうとなったものの、駐車場台は安くて 1 日 800 円。下手すると 1,900 円。月にすると 16,000 ~ 38,000 円の出費になる。これはなかなか痛い。

かてて加えて、昨今のガソリン価格の高騰である。レギュラーガソリンが 1 リットル 140 円代…??ハイオクの間違いじゃないの…?というわけで、車通勤は大変に経済的ではない。

そんなこんなでスーパーカブ 50 プロを手に入れ、通勤をしている。駐輪場は 1,800 円/月だし、燃費は 60km/l をマークする。大変に経済的。今年の買ってよかった No.1 商品である。

が。

坂道が…ね…。つらいのよ。

私のうちは結構な山の上にある。そこにいたる坂を走っていると、圧が、トラックからの圧がすごいのである。

最初こそそれなりの速度で登るカブはぐんぐんと速度を落としていく。そして、そんなバイクを抜いていけるほどの道幅もない道路が私の通勤路なのである。

パパーッっとクラクションを鳴らされる、が、どうしようもない。私にできることは、申し訳ねえ、すまねえ…すすまねえ…と泣きながらアクセルを回すことくらいだ。


これではいけない。

力がほしいかと聞かれるまでもなく I need more power.

その力 ― 125cc までのバイクに乗れる免許、を、取ることにしたのである。


普通自動車免許を持っている人は、学科 1 時間と技能教習 10 時間で普通二輪小型免許を取得可能だ(オートマチック限定なら技能教習 8 時間)。こんな手軽に国家資格をゲットできるなんて、良い世の中になったものだ。

近くの自動車学校に問い合わせる。

「コロナの影響でみんなバイクが見直されて」

「今入校受け付けておりません」
あるいは
「12月くらいからなら~」

という状況らしい。むむむ…といいながら 10 箇所ほど電話をしまくって、ようやく見つけたのが某自動車学校。二輪専用のコースを持ってるから2週間で行けますよと嬉しいお言葉。早速料金(7万3千某円)を支払い入校する。

そして…あれよあれよと初乗りの日を迎えた。

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 教官によると「絶好のブレーキング日和」とのこと。走る曲がるはできてもきちんと止まる事ができる人は多くない。君らは今からそれを学ぶのであるぞ…ということで 2 コマ連続の教習が始まる。

内容は、基本的なことすべてをひととおり、である。

乗る前に 豚と燃料(レーキとイヤ、ねんりょう)を確認すること
各部の名称と機能について
半クラッチ大事
S字カーブの走り方
クランクの走り方
急制動のやり方
坂道発進のやり方
一本橋の渡り方

もうこれ、卒検の内容全部じゃん…。

私が苦手としたのは意外にも急制動。

エンストするのが怖くて、ブレーキ前にクラッチを握ってしまう病気に罹ってからもう 20 年くらいになるんだよね…なんとか是正していきたい。

大きなバイクに戸惑うのは最初の 10 分くらい。その後は楽しく教習ができた。

教習残り時間はあと8時間と学科1時間。

無事卒業できるのだろうか ―

(つづく)

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