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【はじめてのIT勉強会】褒めるということ・信頼するということ


 はいどうも、ふらふらです。エモい写真にいい感じの題名ではありますが、真面目にチーム論を展開しようなんて思ってはいません。

 ひとり情シスが長い私は、自業務においては基本的にソロ特化型の人間です。プロダクトをチームで作って成功に導いてもらった経験はありますが、自ら率いて成功した経験はあんまりないんです。そんなヤツがチーム論を振りかざしても説得力はありませんや。

 じゃあ一体この思わせぶりなタイトルで何を語りたいのかというと、つまり、おすすめの番組についてです。

カウンティングカーズという番組をご存知でしょうか。

 アメリカはラス・ベガスにある車のカスタムショップのドキュメンタリー番組。上記写真のダニー様が率いるオールスターチームが、売れそうな車を見つけてきてはカスタムして売り飛ばす、あるいは、依頼主の「想い」を受けて板金修理からエンジン交換、内装、ペイント、仕上げ、各種ギミックを組み込んだりして車を仕上げていく番組です。

 ああっ!待って!!車に興味がないから見ないってのはもったいないんですよ。私だって車は雨風しのげて燃費が良ければ別にいいくらいの感覚です。

 それなのになんでこれをオススメしたいかというところでタイトルに戻ります。

 そう、褒める・信頼するってのはどういうことなのか、という一つの解が、この番組にはあると私は思っているのです。

 ざっとどれでもよいので一本動画を見ていただくとわかるのですが、オーナーであるダニーの、チームメンバーに対するセリフを聞いてみてください。特に、ペイント担当チーフのライアンとの掛け合い。

ライアン「こう、ここで切るだろ」
ダニー「うん」
ライアン「ここにスキャロップを入れて、70年代のヴァイヴスをいれる」
ダニー「最高だ」
ライアン「カラーはシックにブラック。内装を活かして対比させるんだ」
ダニー「お前の案は最高にワルでクールだ。それで行こう!」

 と、まあこんな感じで「きちんと聞いて・共感して・判断する」ということをやっているわけです。もちろん、彼ら二人の言い分が異なることもあり、「俺はこっちがいいと思うんだけどなあ…」というモヤモヤを抱えながら作業を開始するシーンもある。それでも理由を示さずに「こうでなきゃなんねえ」という押し付けをするシチュエーションはほぼないのです。

 他のメンバーとの掛け合いでもそうです。時には茶化しながらも、きちんと目を離さない。予想以上にいい仕事をしたときには褒め、駄目なときでも駄目なことを指摘した上で仕事を任せる。そんなリーダーが、ダニーなわけです。

 さてどうでしょう。

 自分たちも同じことができてるかなと振り返ると思わず「うーん…」と悩んでしまうのではないでしょうか。もちろん私も、キーボードを打ちながら首を傾げています(笑)。

 相手を認め、良きにつけ悪きにつけ認める言葉をきちんと伝える。そして、仕事を奪わない。最後までやらせる。

 文字にすればそんな単純なものなのですが、なかなか難しいものです。そのイズムを感じるには、それを体現している人の行動やセリフを見るに限ります。

 ちょうどこれから年末年始の休暇がある方もいるでしょう。仕事のことを考えながらエンタメ作品を見るというのもなんとなく興が削がれるかもしれませんが、逆にエキサイティングな面を見つけることができます。

 これまではダニー、つまりはリーダーについて書いていますが、他方部下たちの動きというのを自分と置き換えてみてみると「なるほどこういうムーヴはしちゃいかんな…」なんてのも見えてきます。チーム員同士でのいざこざ、トップとの確執、他部門とのやりとりと以外に「人と働くこと」のエッセンスが見えてきます。

 信頼すること・褒めること。これが人と働くことにおいてどれだけ大事か…てきなお話でした。

 まあ、小難しいこと考えずに見ても十分に楽しめますし、暇つぶしのついでにでも想いをはせていただけたら想います。年末のバタバタを通り越し、来年は最高にワルでクールな年にしていきましょう!

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