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憧れの人に会いに行こう(イタリア編)



「なぜ憧れの人に会いに行かないの?」という問い

社内アカデミーで「憧れの人に会いに行く」話が盛り上がっています。

あるメンターが学長に「大好きな起業家がいる」、という話をしたら「会ったことある?無い?なんで会いに行かないの?」と問い返されたそうです。そこからアカデミーの仲間の人脈を使ってあれよあれよと実際に会いに行くことになった、というエピソードがシェアされ「憧れの人に会いに行ったエピソード」のスレッドが立つに至りました。

昨夜その話を晩ごはんを食べながらパートナーと話していたら「だったらFさんに会いに行かない?」という話になりました。

会いたいのは15年前にイタリアで出会った日本人

Fさんとは、私たち夫婦が2009年に北イタリアを旅行していたときにアルバという小さな街(タイトル画像参照。食通の街として知られている)で出会った地元在住の日本人男性です。観光中に街角の公園でキョロキョロしていた私達に声をかけて頂き「日本人がこの街に来るのは珍しい。良いお店が有るから案内するよ。」と小さな生ハム専門店に連れて行ってくださいました。

そこで食べたクラテッロやラルド(脂身の多いハム)といったハムが絶品で、Fさんの紹介がなければおそらくありつけなかった代物です。なお、そのお店は後日「トラベリックス」というBS日テレの旅番組(終了)で名店として取り挙げられていました。

Fさんにはお礼がてらお食事でもお誘いすれば良かったのですが、さっそうとその場を立ち去られてしまい、それっきりお会いすることはありませんでした。街の様子や世間話など、Fさんの話は非常に興味深かったので、もっとお話すればよかったなと後ろ髪を惹かれる思いでした。

Facebookで繋がるものの、動かない自分

それから数年後、どういうわけか私のFacebookにFさんから友達申請が来ました。特に個人情報を渡した記憶もないのにどうやって私をFacebookで探したのだろう?とりあえず、申請を承認しましたが、そこで交流を再開させることもなく月日は経っていきました。なお、FacebookのプロフィールによるとFさんは醸造関係のお仕事をされており、友達はイタリア人が大半でした。

その後も、パートナーと旅行の思い出を話すたびにFさん元気かな?日本に帰って来ているのかな、と話題にしていました。自分たちにとって何か重要な意味を持っている気がかりな人物のような気もしましたが、特に行動を起こすこともなく今日まで過ごしてきました。

行動を起こすことの価値、ドキドキのメッセージ送信

そんな時に、前述の「Fさんに会いに行かない?」の話が出てきました。社内アカデミーで「考える前に行動すること」の価値を覚えてしまった私は、食後すぐに恐る恐るFさんにMessengerを送ってみました。

「こんにちは。 2009年9月にアルバでFさんに街案内をして頂いた夫婦です。覚えていらっしゃらないかと思いますが、お元気でしょうか?」

そんな書き出しで始まる文面を送ったところ・・・、30分後に返信が来ました!15年止まっていた時計が再び動き出したような不思議な感覚でした。

「申し訳ありません。15年も前の事で私は憶えてなくて」と書かれていましたが、まあそれも無理はありません(笑) こちらが一方的に会いたがっているだけなので。

会いに行きます宣言

Fさんは時々日本を訪れているそうなので、「またイタリアか日本でお会いましょう」というメッセージと、当時Fさんと一緒に撮った写真を送って、今後に繋げることにしました。

円安やウクライナ情勢でヨーロッパを訪問するにはハードルは高いですが、会いたい人には会えるときに会わないと二度とその機会は訪れないかもしれないですからね。どんな再開が待っているか楽しみですし、こんなきっかけを与えてくださったメンターには感謝しかありません!

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