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【自社求人サイト運用】集客はどの広告からどんな順序で行っていくべき?

HRチャンネルの中西です。

jobMAKER( https://jobmaker.jp/ )という求人サイト構築システムの提供に携わって15年、求人サイトを納品するだけで、お疲れさまでした!という事はほとんどありませんでした。
求人サイトは出来上がってからがスタート。いかに応募者を集めていくかが重要です。

多くの企業様の求人サイトに携わらせていただく中で、集客方法の順番が違うと失敗する、ということに改めて気づかされます。

結論から言えば「すぐコンバージョン→種まき→認知」という順が多くのお客様の成功パターンでした。

オンライン広告(=Web広告)とオフライン広告

Webサイトの集客には、インターネットを介さないオフライン広告と、インターネットを利用した広告であるオンライン広告(=Web広告)の2種類があります。

オフライン広告とは

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オフライン広告は、新聞・雑誌・ラジオ・テレビの4大マスメディアや、交通広告、チラシなどの紙媒体が挙げられます。

例えば地方特化型の求人サイトなどはターゲットが近隣の方と明確なので、一定の場所や人に対する広告として新聞や地方テレビの活用は有効です。飲食系の求人サイトであれば、店舗に配布・設置するチラシ広告なども有効かもしれません。

ただし、認知の効果があっても「今すぐに働きたい、転職したい」というターゲット層に直接アプローチできるわけではないため、コンバージョンに至りにくいというデメリットがあります。

オンライン広告(=Web広告)とは

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オンライン広告(=Web広告)は、リスティング広告(Googleなどでの検索キーワードに連動して表示される広告)、リターゲティング広告(サイトを訪問したユーザーに対して広告を出すこと)、indeedや求人ボックスなどのアグリゲート型求人サイトへの広告、SNS広告(Twitter・Facebook・LINE等)が挙げられます。

オンラインでは性別や年齢・地域等から特定のユーザーを絞り込むことができ、興味を持っている人を中心に広告を配信することが可能です。
そのため、すぐに応募に結び付きやすい「今すぐに働きたい、転職したい」という層に直接アプローチすることが可能です。
また、どんな人がどれだけサイトを訪れ、応募に至ったか(至らなかったか)が可視化できるので、今後の対策もしっかりと練ることができます。

ただし「ターゲット設定が大変」「分析ができない」等運用が面倒というデメリットがあります。慣れるまではネット広告の運用代行に頼るのも良いですし、運用の仕方をプロに学びながら徐々にノウハウを蓄えていくのもよいかもしれません。

初期段階は「オンライン広告」>「オフライン広告」

以上から、
・「オフライン広告」=サイト自体は知ってもらえるが、応募に至るのに時間がかかる。
・「オンライン広告」=すぐに働きたい層にアプローチでき、すぐ応募につながりやすい。
とまとめることができます。

サイトを認知してもらっても、アクセスされなかったり応募がなければサイトパワーが落ちてしまいます。そうなると今後の求人広告費用が捻出できません。広告予算も規模縮小になりかねません。まずは「応募」という結果を出し、サイトを軌道に乗せるためにも、オンライン広告からはじめましょう。

地方特化型サイト、店舗型サイトなどは、オフライン広告も小規模でもスタートしておくと、潜在応募者層に認知してもらうことができ、ゆくゆくの応募獲得につながるかもしれません。サイトの目的によって費用配分を設定していくのがよいと思います。

求人サイト集客のための、Web広告の種類について

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Web広告の種類について、求人サイト集客に特化してみていきます。

●求人アグリゲート型サイトのリスティング広告(indeed、求人ボックスなどの求人特化型検索サイトで検索キーワードに連動して表示する広告)
●検索エンジンのリスティング広告(Google、Yahooなどの検索エンジンで検索キーワードに連動して表示する広告)
●リターゲティング広告(サイトを訪問したユーザーに対して表示する広告)
●SNS広告(Twitter・Facebook・LINE等)
●アフェリエイト広告(成果が出たら課金される広告)
●DSP広告(性別や年齢・地域等から特定のユーザーを絞り込んで表示する広告)
●純広告(サイト上のバナー広告)

上記のような種類のWeb広告があります。「とにかく多くの人にサイトの存在をしってもらいたい」「今転職活動をしている人に応募してもらいたい」等目的によって出す広告はことなります。

サイト初期段階では、先に書いた通りサイトを知ってもらうより、まずは応募獲得ができるWbe広告に出稿するのがオススメです。

どの順番でWeb広告を出すべき?

結論からいうと、まずはindeed・求人ボックスなどの求人アグリゲート型サイトのリスティング広告から始めるのがよいでしょう。あとは、予算に応じて上記の順番で費用配分していくのが王道勝ちパターンと言えます。(ただし、2020年9月現在。)

求人アグリゲート型サイトの広告

indeed、求人ボックスなどの求人アグリゲート型サイトは、求人情報専門の検索エンジンなので転職意識の高い求職者にクリックされやすい傾向があります。また、リスティング広告よりクリック単価が安いです。
自社サイトの求人情報をそのまま掲載することができるため、通常のリスティング広告のような広告作成の手間が必要ありません。

顕在層にアプローチでき、単価が安く、手間も少ない。
求人サイトのWeb広告としては、まず活用しない手はありません。

では、indeedはCMでも見かけよく聞くと思いますが、他にどのような求人アグリゲート型サイトがあるか、簡単にご紹介します。

・Indeed
・求人ボックス
・スタンバイ
・キャリアジェット
・仁王
・企業ログ
・jooble
・キュウサク …
などが挙げられます。10サイト以上ありますが、どのサイトにどのように広告を出稿するのがよいでしょうか?

圧倒的No1の流入数のIndeedを筆頭に、求人ボックス スタンバイ キャリアジェットの3サイトでの集客がオススメです。

それぞれの違いについては別で詳しくご紹介しますが、「顕在層にアプローチでき、単価が安く、手間も少ない。」という点はいずれも共通しています。

検索エンジンのリスティング広告

GoogleやYahoo!などの検索エンジンでユーザーが検索したキーワードに応じてオーガニック検索結果の上部に表示される広告が、リスティング広告です。

表示された広告がクリックされた時のみ料金が発生するクリック課金制で、この点については求人アグリゲート型サイトの広告も同様です。
クリックされた際に費用が発生する仕組みになっているため、興味がある人へ費用も無駄なく掲載できます。

Google、Yahoo!で検索をするユーザーはとても多いので、露出は高まります。その分、競合も多いためクリック費用も少し高め、1クリック2000円もかかるキーワードもあったりします。(Indeedの有料広告は概ね30円から高くて500円前後となっており、リーズナブルな価格帯といえます)

クリック単価が高めなので、予算が少ないと広告の露出量が減ります。成果が出る前に予算を使いきってしまう可能性もありえます。
なるべく広告出稿費を抑えて上位表示させるためにも、広告のクリック率を改善したり、無駄なクリックを減らす調整をして、広告を最適化していく必要があるのですが、予算が少ないと最適化に時間がかかってしまいます。

予算が潤沢にあり、母数を広げて顕在求職者、潜在求職者にアプローチしたい場合、リスティング広告の導入を検討してもよいかと思います。

まとめ

まとめますと、自社求人サイトの広告運用は、
①indeed、求人ボックスなどの求人アグリゲート型サイトへの広告
②Google、Yahoo!などのリスティング広告
③その他Web広告
④オフライン広告
という順序、予算配分の優先度で実施するのがオススメです。

もちろん、求人サイトのターゲット、目的により方法はさまざまですが、参考になれば嬉しいです。

さいごに

最後に、どんなにWeb広告に成功してアクセスが増えたとしても、それだけでは応募・採用は増えません。

魅力的で、端的に分かりやすく、正しく伝わる求人原稿でなければ、誰も応募してくれないでしょう。応募の後押しをしてくれるコンテンツも、たくさんあった方がより安心して応募につながるでしょう。

サイトの中身とWeb広告の運用をセットで改善していきながら、理想的な採用活動をしていきましょう。

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