9周年…てことは来年結成10周年か

予告通り、ゲスの極み乙女。のことです。

こんなアー写だった時から聞いてました。。

昨年の5/12もゲスの極み乙女。の記事を出して、「そういえば近々アルバム出しますね」で終わり、その後、こんな記事を出していた。

何CDの代わりにバームクーヘン出してくれたんねんゴラ!みたいな記事になってるし、アルバムの内容についてはあとで書きますとかいいながら、多分まだ書いていなかったような気がするので、昨年に発売された『ストリーミング、CD、レコード』というCDについて書く。まぁ来月ライブに行くので、ちょうどいいということで…。

個人的には久しぶりにゲスの極み乙女。で良いアルバムに出会ったなーと思ったので、包括的な感想を書く。

いろんな音を使わないのにこのクオリティですかっていうのが個人的にこのバンドの売りと思っていて、これで使う音増えちゃったらいよいよセカオワとやってること同じになるぞ、と思っていた。
だから、最近の曲は昔やっていたVo・(Gt)・Dr・Bass・Keyのみのスタイルがほとんどなくなり、コーラスが増え、明らかにホーン隊がいたり、明らかにストリングスアレンジ入れただろって曲も増えて、
音の量と幅が増えたのは耳的にうれしいが、ちょっと残念な気持ちだった。

が、そもそもセカオワと音楽性が全然違うことに、このアルバムでやっと気が付いた気がする。(おっそいな)
まぁ確かに声似てなくもないし、男女で4人組っていうところで世間的には類似バンドだとは思うが。。
そもそもキーボーティストの音楽性が違った。ここはかなり大きいことかなと思う。
Saoriさんはクラシックをやってきたんだろうなというのがわかるが(鍵盤楽器の使い方がクラシックで必要な時にいるピアノっぽい、決して協奏曲ではなくな)、ちゃんMARIもクラシックもちろん通ってきた人だとは思うけど、それとは別にジャズピアニストに師事していたわけで、やっぱりジャズっぽい(いろんなところに散りばめられているが、ピアノとしていなきゃいけないところにはちゃんといる)ジャズのピアノとクラシックのピアノはやっぱり違う。
セカオワはここにはこの音というのが過不足なく入っている印象、一方でゲスは、不足はないけれど、も、自由にやるための、ある程度の余白を残して曲を組み立てていそう。
そもそも自分たちの主バンドがありつつのアソビバンドだったので、そこらへんが今もなお残っている。
だから楽器が増えようが、やってることは昔とかわりないんだなと。。
そう思わせてくれるアルバムだったと思う。
12月にやったオンラインライブでこのアルバムの曲をいくつかやったが、もうほぼジャズセッションだった。このCDは一曲一曲短めなのに多分彼らライブだったら無限に演奏できそう。
「綺麗になってシティーポップを歌おう」とかとくに。つべで見れるのでみてほしい。

他にも、個人的に好きな曲は
人生の針
私以外も私
秘めない私
哀愁感ゾンビ
ドグマン
問いかけはいつもためらう時にある
キラーボールをもう一度
マルカ

ってほぼ全部かよ。