誕生日忘れてる?それはねぇ世の中のせいだ

一作昨日、つまり4/27、ポルノグラフィティの元メンバーでベーシストの白玉雅巳さんの誕生日だった。

わたしは正直3人の時のポルノをよく知らない。ポルノがもともと3人だったこと知ったのが、まだまだポルノにわかの時、部活で「メリッサ」の楽譜を見た時のことだった。

だから私がたまちゃん自身についてわーわー言うことは場違いだし、ぶっちゃけ彼がTwitterを始めるまでは「あ、あのTAMAさんですか!?」みたいな、『その者青き衣をまといて金色の野に降り立つべし。失われた大地との絆を結びついに人々を清浄の地にみちびかん。』©風の谷のナウシカ
みたいな存在だった。
まぁ無理もない、ポルノにはまってCDを借り、買い漁りしているとでてくるでてくる「シラタマ」「Tama」の文字。
このお方はいったい・・・待ってください・・・せめて、お名前だけでも・・・みたいな、今でもライブで演奏されている曲の作曲者であることがすごく多く、尊敬かつもはや拝まざるをえない。

ということで、N番煎じにも程があるが、たまちゃんが手掛けたポルノ曲を紹介したい。

※基本的にたまちゃんは作曲家だったので、曲がメインの感想になってます。

まずはこの2曲

ジレンマ 作詞:ハルイチ 作曲:シラタマ
サボテン 作詞:ハルイチ 作曲:シラタマ
この2曲、インディーズから存在し、今でもジレンマはアンコールの定番としてファンから親しまれている。
個人的にAメロBメロが非常に音が取りにくい曲だなぁと感じているが、この音取りが難しい曲を自分のものにして歌う昭仁さん、そこがポルノらしいなと感じる。

ロマンチスト・エゴイスト+α

ライオン 作詞:ハルイチ 作曲:シラタマ
こちらもインディーズからある楽曲。
Youtubeに転がってたやつを聞いたことがあるが、メロディは今と大して変わらないが、たまちゃんがトランペット吹いている。
てか本当、キャッチーなサビを作るのがうますぎるのよね。

Jazz up 作詞:ハルイチ 作曲:シラタマ
これもインディーズの時にあったらしいが、詳細不明。
AメロBメロはジレンマ、サボテンのように音程とりにくく『片手でボタン外された 名前も知らない君が睨んだ』と、もう完全に「昨日はお楽しみでしたね」ソングなのだが、
1番のサビが終わった瞬間、突然
『土生港から海沿いの道を 初恋を乗せてペダル踏んでた』
とメロディアスになる。歌詞の内容に沿ってメロディを変えてくる感じ最高ですな。

デッサン#1 作詞:ハルイチ 作曲:シラタマ
インディーズではセロリ曲として有名、元々昭仁さんの失恋ソングで、昭仁さんに歌詞書かせたらまぁ「人でなし」との評価を得て、晴一さんが書き直したことはファンの間では有名。
まぁそれを汲み取ってなのか、Cメロ(大サビ?)でHiCが登場、昭仁の悲鳴が聞こえる(違う)

ラビュー・ラビュー 作詞:ハルイチ 作曲:シラタマ
インディーズにも存在していたらしいが、私は聞いたことない。
てかもうこのコンビ最強すぎんか。
歌詞を読まなくてもわかる、あぁ、この曲の主人公は幸せなんだなと。たまちゃんこんな幸福で可愛いメロディもかけるのね・・・凄い

PRIME (ミュージック・アワーC/W)作詞:アキヒト 作曲:シラタマ
やっときました岡野昭仁。
こちらもインディーズからあったそうなのだが、聞いたことないっす。
初めて聞いた時 Jazz up~アローラの姿~ みたいな印象を受けたけど、今聞いたら全然違うね。
アレンジに騙されてたね。
どっちかというとデッサンに似てるのかな、AメロBメロが暗くて(音的には低い)サビで『ベイビベイビベイビーラブベイビー』と高らかに歌う感じ、好きです。
インディーズの時どうなってたんかは知らんけどアレンジもメロディも込み込みで一発で好きになった曲。最初のベースのドーンドドドドーンからのホーン隊とギターのじゃんじゃん♪から掴まれないわけがなかったよね。
いつかライブで『ウォウイエイ』やりたいなぁ・・・

シングル曲

幸せについて本気出して考えてみた 作詞:新藤晴一 作曲:Tama
この曲を聞いて幸せについて本気出して考えてみた晴一さん好きです。
この曲は本当に、なんと言っても、ハモリが好きです。歌いやすいしね。
Aメロ、1番は途中から、2番は最初から入ってくるハモリ、Bメロの1オクターブ下と高音ハモリ、サビのハモリ。
もっと流行れ、良い曲なんだから知名度上がれ

 作詞:新藤晴一 作曲:Tama
で、出たーーー解説激ムズソングーーーーープロじゃないから以下間違ってたらごめんなさいーーー
これもさっきと同じこと言うけどAメロBメロ暗ーい(音低い)サビ明るーい(音高い)!ソング。え、明るくないじゃん。
そうね、音は高いけど悲痛な感じがするよね。
マイナー進行だからだよ
そして間奏はどうしたのよ、3拍子で指揮振ってたらえ、え、え?ってなるけどどうしたのよ。
てかたまちゃんとうとう3拍子に手を出したのね、3拍子って『うんぱっぱーうんぱっぱー』ってワルツのリズムなのにめっちゃ曲暗いじゃん。。

サウダージのカップリング

冷たい手~3年8ヶ月~ 作詞:アキヒト 作曲:シラタマ 
Search the best way 作詞:シラタマ・ハルイチ 作曲:シラタマ
この2曲ファンの間では有名だが、
メロディ一緒、アレンジも7、8割一緒、歌詞だけ違う対になってる曲。
私は申し訳ないけどサーベス派なのだが、唯一冷たい手がサーベスに勝ってる点はギターソロかな。
ごめんね。恋したことないんだ!
サーベス、忘れちゃいけないのはたまちゃんが作詞している点。正直連名なのでどこまでたまちゃんなのかわからないが、晴一さんはバンドの編集長と思っているので、きっと大方の内容をたまちゃんが書いて、良い感じに仕上げたのが晴一さんじゃないかなと勝手に思ってる。いやぁ、たまちゃん良いこと言うね・・・
初めてポルノの歌詞をノートに写経したのはこの曲でした。
本当に、人生に絶望した時に聞いてほしい曲の一つ。
そしてこの2曲、一方は失恋ソング(または死別?)、かたや個人的『人生に絶望した時に聞いてほしい曲』で、全く正反対の感情が乗っけられているのに、あまり違和感なく聞けるって、どういうマジック使ったんですか?
絶望と希望って紙一重なのかもしれない。

サボテンのカップリング

ダイアリー 00/08/26 作詞:ハルイチ 作曲:シラタマ
この曲何が良いってまず、インディーズから温めてきた「サボテン」のカップリング曲であること。インディーズからのファンは号泣ものだったに違いない。(妄想)
この曲は何より、新藤晴一が書いた詞に白玉雅巳がメロディをのせ、岡野昭仁が歌うという、もうその時のポルノグラフィティそのものだったに違いないし、今でもそうだっしーーーいえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇい(とにかくこの曲の存在自体が尊いと言いたい。)

サボテン Sonority 作詞:ハルイチ 作曲:シラタマ
サボテンのバージョン違いの曲。サボテンの後日談なのかな。メロディはサボテンと一緒なのであまり書くことないが、一応名前だけ載せておく。

他カップリング曲

別れ話をしよう 作詞:ハルイチ 作曲:シラタマ
たまちゃん本当、歌いやすくなってきましたわ。それにしても細工しないで素でメロディかけちゃうからこの人すごいよな。
オレ天使より全然単純な曲だけど、歌になってるもんな、すごいよな。

Go Steady Go! 作詞:新藤晴一 作曲:Tama
AメロBメロ暗ーい(音低い)サビ明るーい(音高い)!ソング。
でもそこのおかげでサビの明るさが際立つんだよね、チャイムの音なくても輝かしい曲に聞こえている。
この曲も、Bメロのハモリが好きで、そこばっかり歌ってる
ギターソロの後ろで弾いてるベースが結構好きです。

月飼い 作詞:新藤晴一 作曲:Tama
たまちゃんから最後の贈り物のような、そんな楽曲。

foo?

グァバジュース 作詞:ハルイチ 作曲:シラタマ
この曲も結構好きなんだが。またまた音とりにくい曲でして、
カラオケで歌ったら結構「あれ?音あってるよね??あれ?」と混乱する曲。
特にAメロ歌い終わった後、Bメロ歌うとあれ?良いんだよね?ってなる。CDと一緒に歌ってたら全く違和感なく歌えるものですから、自分はこの曲普通に歌えると思っていたけど・・・ただ昭仁さんのおかげでした。
しかも歌詞も『何を言ってるんだ晴一』だし、カラオケで歌うことを一切お勧めしない楽曲。
でもfoo?は全国民に勧めろ

オレ、天使 作詞:ハルイチ 作曲:シラタマ
この曲はグァバジュースと違ってカラオケでも歌いやすい方かと思ってる。
そして壮大な曲に見えるけどメロディはわりと単純(iPhoneのGarageBandでチャチャッとメロディ弾けちゃう)
サビはいつもの通りメロディアスなのだが、AメロBメロはちょっと昭仁さんに歌い方のニュアンスが委ねられている気がする。
この曲もすげぇ好きだし、UNFADEDで6列目でみた時にゃ心臓が持ってかれた。

夜明けまえには 作詞:アキヒト 作曲:シラタマ
この曲、最近までめちゃめちゃ無視してきた曲だったのだが、しまなみロマンスポルノのカラオケ大会にて、トップバッターの方が歌っていたのを聞いて、すごい良い曲だなと(しかもその方全部歌いきれるくらい歌が上手だった。)
でもメロディ覚えちゃえば確かに歌いやすいのかもしれない。
個人的に『くだらなく笑おうよ』の音ハメがめちゃめちゃ好き。

雲をも掴む民

敵はどこだ? 作詞:新藤晴一 作曲:Tama
あーこの曲も歌詞の音ハメが好きなんだよなぁ・・・あとこの曲!明確なサビがないという白玉楽曲的にも珍しい曲。
J-pop的な曲の運び方してないんだよねそこが良いよね。
ずっとAメロBメロなんだけど、満足感がすごい。何故なのか。

ハート 作詞:新藤晴一 作曲:Tama
泣いちゃう。泣かせるね。。。
歌詞は結構可愛い歌詞なのだが、曲の方は上質なバラードなのが割とギャップ萌えする。
だから歌詞じゃなくて曲だけで泣ける曲だよ。たまちゃんやりました。

ニセ彼女 作詞:新藤晴一 作曲:Tama
なんじゃこの曲、なんなんだお前、と一発目で思った楽曲。
でも『彼女を返せさぁ早く』のBメロのメロディは結構好き。

ビタースイート 作詞:新藤晴一 作曲:Tama
おお、これは転調が多いぞ、珍しいね、てか良い曲だね。UNFADEDで聞けた時、心の中でガッツポーズしたよ。
でもね昭仁さん、キー下げても良いけど歌ずらくなってない?なったよね?『スイートスイートアンドビタースイートイエスダーリン 』歌いずらくならなかった?
特にそこにひきづられて2番終わりCメロ(大サビ)メロディ迷子にならなかった?私はねぇ、なったんですよ、UNFADEDと同じキーで歌ってみよーって歌って爆死したんですよね!
この曲はね、だいぶダークホースですよ。原キーだとなんの疑問もなかったのに1つキー下げただけで音程迷子になる化け物ソングですよ。

夜はお静かに 作詞:新藤晴一 作曲:Tama
ビタースイート聴いた後にはちょうど良い曲だけど、この曲もビタースイートも同じ作曲者なんですよ、えぇ、白玉雅巳って言うんですけど

WORLDILLIA

CLUB UNDERWORLD 作詞:新藤晴一 作曲:Tama
未だにファンクラブツアーでは定番の曲ってかファンクラブツアーのタイトル『FANCLUB UNDERWORLD』だし、この曲作ってくれて本当にありがとう。
個人的にBメロからサビに行く流れが好き。
「クーラブアンダワーァァァld」のメロディも好き
まだファンクラブツアー未経験なので早く聴きたいなー。

素晴らしき人生かな 作詞:岡野昭仁 作曲:Tama
昭仁さん??どうしましたか??何かあったんですか??
『誕生日忘れてる?それはねぇ世の中のせいだ』どうしたんですか?
ポルノって基本的に曲が先にできるらしいけど、たまちゃんが何かを察して曲作ってくれたんじゃないかってくらい歌詞と曲の暗さがあっている。


そしてラストシングル

ラック 作詞:新藤晴一 作曲:Tama
Anotherday for ”74ers” 作詞:新藤晴一 作曲:Tama
たまちゃんのラスト参加シングルから2曲。
ラックのゴリゴリのロックソングはたまちゃんの最後の足掻きのような、そんな感じがしてちょっとたまらなくなる(妄想)
何度も言うように当時のことはさっぱり知りませんが、この楽曲を当時のポルノグラフィティに叩きつけて去っていった感じがしてしまう。
憧れたロックスターに僕らは慣れていたのだろうか?
神vs神で披露されたのはTheme of ”74ers”だったが、個人的にAnotherdayの方が好き。
でもまぁアレンジが好きってのもあるけどな・・・


こんなじっくりと白玉楽曲聞くことなかったから気がつかなかったけれども、まず
転調が少ない
シンプルなメロディ
なのにコード進行にすると??ってなる
という、作曲家として天性のものを持ってるなぁと。転調とか複雑なメロディとか全然ないのに、なんかくちずさんでしまうキャッチーさもある。
いやぁ、改めて凄い人だ…
「さん」付けしたほうがいいかなぁ

長くなりましたが、改めてたまちゃんさん誕生日おめでとうございました。
これからも良き作曲家、ベーシストでいてください。