君の美しい言葉 vol.4
私は新藤晴一から紡がれる美しい言葉たちが好きだ。
もちろん、「はっ」とさせられたり、「確かにな、私も頑張ろう」などのメッセージがある言葉も沢山もらっているのだが、ただ単にこの日本語美しいなという言葉も沢山もらっているわけで、今回は私が好きな晴一さんの日本語を一部紹介する。
ヴォイス
正直この曲全部好きすぎて日本語が。
全部紹介する勢いになりそう。
僕の名前を呼ぶのは誰? 遠いようで近いようで
耳の奥から聞こえたようで 空からのようで
まぁここ別に大したこと言ってない(遠くからか近くからかわからんけどとにかく呼んでる)のにここの日本語の素朴さと純粋さと綺麗さがすごく好き
僕の頬に触れたのは何? 空からこぼれる粉雪
天使の羽は多分これより白くて綺麗なんだろう
上と同じ理由で2番も同様に好き。
僕のことを知っているのかい?そうだとしたら教えて
誰かをずっと探しているそんな気がするのだけれど
これは勝手な解釈かつ、当時そう聞こえたのだが、絶望の淵(暗闇)にいる「僕」だが、誰かがずっと呼んでいる。し、こちらも探している。そんな気がするけど、今そういうことを考えている余裕はない。
星を数えるよりは容易く 雲の行方を知るより困難で
出ました、Cメロで陸海空のもの使って比喩表現する、晴一節。「愛が呼ぶほうへ」でも使われました。こういうの好きすぎるなおい。
この曲勝手に「誰か」とか「それ」とか「君」=希望とか光と思って聞いているので、本当に、絶望の淵にいる人がいるのならば聞かせてあげたい1曲。日本語も優しくて好き。
幸せについて本気出して考えてみた
この曲一貫して「それなり」という言葉が非常に良い意味で使われている歌だなーと思って。確かに、うんうんとなる曲。
案外普通だし 常識的なこれまでだ
それはそれなりに そう悪くはないのさ
誰だってそれなりに人生を頑張ってる
時々はその”それなり”さえも褒めてほしい
特に↑の歌詞には、勇気づけられた人は多いだろうなと思う。
幸せについて本気出して考えてみたら
意外になくはないんだと気がついた
僕は幸せに対して失礼だったみたい
もう一度丁寧に感じて拾って集めてみよう
でました概念を擬人化するやつ。これも好きです。
TVスター
哀愁と悲壮が漂いすぎてて怖い曲だが、心に残る日本語はあるもので。
見て見て僕を 見ないで僕を 目深にキャップ
なんかここすごく胸を締め付けられる。
満たされてはいけない
満たされるために僕は歌うのに
ここうわーって思うね。確かにそうだよなって。
商業アーティストになった自分たちの運命を皮肉流というか憂うというか。
あと全然関係ないけどこの歌Aメロ良い感じに韻が踏まれてて歌うと心地よい。
・気楽なトーク 豪華に揃う
・掴み狙う みんな笑う
とか
あれ今日普通に歌の感想になっちゃった。