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7月4日の虎に翼

今日の虎に翼はなかなか物議を醸す回だった。思った事とXなどで断片的に知った情報を書いておきます。

穂高先生の引退記念パーティで、先生のスピーチを聞いて激昂して退出する寅子。追いかけてきた先生に激昂し謝らないし許さないという。

寅子の心理が理解できなさすぎて、ドラマが終わってすぐに妻にどういうこと??と聞いてしまった。穂高先生は社会を変えるための人材として育ててきたが、結果的に一人の人間にできることは限られていて志半ばで夢が叶わなかった人もいた。だけど、皆一粒の雨垂れであって、一歩ずつ社会を変えていこう。自分は、これまでの流れをこのように解釈していた。だからスピーチの内容を聞いて、寅子が涙を流しているのを見て、ようやく分かり合えたのか、と思っていた。

そこから全く逆の反応だったので面食らってしまった。主人公が思いの丈をぶちまけるシーン、普通ならスカッと爽快に言い切った!と思えるようなシーンの演出。自分は何を誤読しているのか?

そこからxを見てみるといろんな意見が上がっていた。
・何を起こっているのかわからない
・何が理由かはさておき、先生の大事な日にあんな態度を取るべきではない
・主導する立場だったくせに弱者ぶるな
などなど

で、家に帰って妻と話していたら、原作にあたるようなシナリオブックというのがあって、ドラマでは穂高先生とのやり取りで割愛された部分があったそうだ。伝聞の伝聞なので間違っているかもしれないが、それによると、穂高先生は女子部を作り、”結果的に”理想に到達しなかったのではなく、初めから捨て石と考えていた、というようなことらしい。

自ら理想に近づく役割を果たすのと、捨て石として利用されたのとでは大きく違うので、それならばあの激昂も理解ができると思った。

そうすると次の疑問は、この誤解を与える演出が意図的なものか、失敗によるものか?意図的ならば、明日の金曜日の回で何らかの説明、回収があるはず。どうなるのかな。


余談だけど、主人公の師という立場で、「らんまん」の田邊教授を思い出した。主人公と対立しつつも人間味のあるいい役だった。

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