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5分でわかる子宮頸がん19「ワクチン接種前後に気をつけること」

おはようございます!ハッチヘルスケアでインターン生として活動している高橋です。久しぶりのnote記事執筆に少し緊張していますが、今回も精一杯書かせていただきます!
今回は前回記事との関連で、ワクチンに関する情報をお届けしたいと思います(^^)

接種前に気をつけること

HPVワクチンを接種するにあたり、自身の健康状態や体質に心配な点がある方は下記の項目に該当するかチェックをしていただくことが 厚労省でも重要だと指摘しています。(*1)
もし、該当する場合は担当の医師に予防接種の必要性、リスク、有用性について十分な説明を受け、よく理解した上で接種を受けましょう!

下記のいずれかに該当する方(*1)


・血小板が減少している、出血した際に止まりにくいなどの症状のある方
・心臓血管系疾患、腎臓疾患、肝臓疾患、血液疾患、発育障害などの基礎疾患のある方
・過去の予防接種で接種後2日以内に発熱のみられた方
・過去にけいれん既往きおうのある方
妊娠又は妊娠している可能性のある方
・ワクチンを接種した後や、けがの後等に原因不明の痛みが続いたことがある方

厚生労働省ホームページ「HPVワクチンQ&A」より


接種後に気をつけること

接種後に気をつけることを箇条書きでまとめたので、ぜひチェックしてみてください!

・接種当日の激しい運動は避けること
・接種部位を清潔に保つこと
・接種後の体調管理をしっかり行うこと。接種部位の異常や体調の変化、さらに高熱、けいれん、長期間持続する激しい痛みなどの異常な症状を呈した場合は、すぐに医師の診察を受けるのが好ましいようです。
・ワクチン接種後約30分は、体重を預けられるような場所で、なるべく立ち上がることを避け、待機して様子を見ること


また接種直後に、注射による痛み、恐怖、興奮などをきっかけとした失神が現れることがあります。失神し、倒れて怪我をする例も報告されているため、接種後の移動の際には、付き添いの方がいた方が安全です。

ワクチン接種後の副反応について

HPVワクチン接種後に見られる主な副反応として、以下の表の項目が挙げられます。

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厚生労働省ホームページ「HPVワクチンQ&A」より

なお、これらの症状は専門家に以下のように評価されています。
「HPVワクチン接種後の局所の疼痛とうつうや不安等が身体症状を引き起こしたきっかけとなったことは否定できませんが、接種後1か月以上経過してから発症している症例は、接種との因果関係を疑う根拠に乏しいです」

また、HPVワクチンの接種歴のない方においても、HPVワクチン接種後に報告されている症状と同様の「多様な症状」を有する方が一定数存在したことが明らかになっています!

このような「多様な症状」の報告を受け、服反応についての様々な調査研究が行われていますが、「ワクチン接種との因果関係がある」という証明はされていないのです。

まとめ

このようにHPVワクチンを受けるで気をつけるべき点がたくさんあります。ワクチンを接種するかどうかは、これらの情報や厚生労働省のリーフレット(*2)などを参考にし、ワクチンの有効性とリスクを加味した上で接種をお受けするのが良いでしょう。

参考文献

1:厚生労働省「HPVワクチンQ&A」(2013年)
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou28/qa_shikyukeigan_vaccine.html#Q21

2:厚生労働省「ヒトパピローマウイルス感染症~子宮頸がん(子宮けいがん)とHPVワクチン~」(2020年)
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou28/

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【この記事を書いたのは】
インターン生 高橋杏佳 
普段はHatch Healthcare株式会社で、PR活動や営業活動を担当

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