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動く事が本当の強さに変わる時代

僕は普通の会社員として、12年間、新卒から今の会社に勤め続けている。
ふと、昨日の夜に同僚と飲み会で話をしていて思った。

ずっと同じ環境で働く事を一点の曇りもなく信じているだけじゃダメだな。

と。
「今の上司のここが嫌だ」
「仕事のここは変えて欲しい」

そんな事は、組織で働く以上は付きまとう永遠の課題だ。

だけどコロナになり、AIも導入され、企業で働く人たちの仕事がどんどん先細りをしていく中で、このまま今の会社で働き続ける、もしくは、同じ部署で働く事だけを考えると、視野の幅も経験の数も減る。

「動く」の重要性を痛感した出来事があった。
大きな話ではないが、僕の会社も希望退職を募り、かなり大量に社員が辞めた時期があった。

対象は、30歳以上。
僕も対象になるため、「辞めさせられないか」などと不安な毎日を過ごしていたものだ。

そんな中、同じ部署の後輩に強さを感じる出来事があった。

その後輩は既に転職活動をし、社内の公募にも挑戦し、「今以外の仕事」に就きたいという願いを叶えるため、アクティブに動いていた。
そしてやって来たその希望退職の面接者(この人が退職勧告や、辞めないでくれと言ってくる)に、

「僕は今以外の仕事がしたい。既にもう動いています。見込みも立ってます。それが叶わなければ辞めます」ときっぱりと言いのけたのだった。
年齢は30歳過ぎ、能力が高い人間は当然会社側も残って欲しい。
「辞める辞めない」の2択ではなく、自分がやりたい、こうなりたいという目標に向かって動いていた事が、ある意味過酷な局面でも「強さ」となって現れた瞬間だったように思う。

結果、その後輩は希望していた部署に異例の人事で異動、今は伸び伸びと仕事をしている。

激動の時代に入っている。
独立して個人で稼ぐ事、希望の仕事が出来る会社に転職する事、社内公募で異なる部署へ移動希望を出し、キャリアの積み下ろしから自分の強みを磨いていく事。

同じ環境にい続ければ、それは間違いなく「使われる」側の人間となり、思うような人生設計も出来ないのではないだろうか。
そうならないためにはまず、「自分が出来るな」と思えるものを見つける事。
そして何よりもそれに向けて動き続ける事。

これからは、動いている人に価値が見出され、何も考えず同じところに留まり続ける人は誰かの人生を生きる事になる。

大きく捉えて緻密に動く。

あなたの夢、目標は何ですか。

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