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ドット絵メイキング『ハードル』(前編)

今回のドット絵メイキングは、昨年末にTweetした『ハードル』です。

以前『百人一首』でも紹介した"長方形のテンプレ"を元にしているので、同じ角度での斜め視点で描きます。

1. 形状を決める

ハードル1_320

カード状のテンプレを元に、ハードルの基礎のかたちを描きます。棒とバーだけですね。

バーは板状なので、厚みを表現するため上面に暗い色を入れておきます。リアルに考えると上面が暗くなることはありませんが、今回は側面が絵の"顔"なので便宜上こうします。きっと上面は影になっているのではなく、汚れているのに掃除してもらえないのです!

2. うしろ足をつける

ハードル2_320

正式名称は知らないけど、ハードルが倒れないよう支えている踵(かかと)というか、うしろ足の部分を書き足します。

この、うしろ足をどの角度で描くかが難しいところ。理論的なことは無視で、少し角度を変えて何度か描いてみて「だいたいしっくり来る感じ」に収めます。ここで角度を間違えると「前に倒れそう!」とか気になって仕方ないことになります。

ここでの注意点は"ドット配置の法則性"が見えないと、直線的ではなく曲がっているように見えてしまうおそれがあること。1-2-1-2...と、わかりやすく上にズレていく線にしたうえで、法則性が見えるようにうしろ足の長さを少し長めにしてあります。

3. 色の塗り分け

ハードル3_320

ハードル各部の構造にあわせて色を塗り分けます。

4. 色味を調整して完成

ハードル4_320

白い部分に少し黄色味を与えたり、青い部分を手前と奥とで区別するため明暗の差をつけるなど、色を調整します。

細かい部分では左右下端のカドに暗色を配置して丸みを持たせたり、うしろ足の横2ドット連続部分の右側に1ドットの暗色を入れることで水平方向に直線的に見えないよう"ごまかし"を加えています。

次回、これを蹴倒します。(つづく)


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