ヒプノシスマイクRule the Stage New Encounterを見て来たオタクのキャスト18人に思った話
はじめに
ヒプステNEを見たオタクの簡単な思い出のメモです。
観てない人にも配慮しつつ書こうとは思うし、自分の中で言葉として残したくないからネガティブな部分は思っていても書かない所もありますし、役者の名前はところどころ敬称略になったりならなかったりですが、良くないところがあったらすみません。
ただ、観劇の際に私の価値観がノイズになるかもしれないからこれから観るのが決まってる人は読むのは非推奨です。
まずは前情報は無しにできる限りフラットに楽しんで欲しいですね。
ヒプステ良かったね
track1から早4年と少し、あの頃から(レプライは見れたり見れなかったりだけど)ずっと見続けてきたオタクとしては
観る前は「まぁ色々な感想も見かけたけど果たしてどうなるんだろうね〜〜、合わなかったら次は観ないかもな、まぁそんな事はないかっ!ハハハっ!」ぐらいの気持ちだったけど、
観終わったら「結構良かったな〜〜、次のシナリオどうすんだろと思うけどそれも観たいな〜」って感じで満足しながらステラボールを出られました。
結構良かったですね。自分の中の尺度として卒業したキャストたちと比べながら観たりしてる部分もあったけど、明確に「ハ〜〜〜〜、この人だけでも前のキャストにしてくれねぇかなぁ〜〜〜〜」みたいになるのは自分は無かったです。
とは言っても今のキャストが全てにおいて優れているなんて話は勿論なくて、(前のキャストのあの部分にキャラクター性を感じていた人は合わないかもなぁ) みたいな物はあったので、少なくとも何千万通りもある解釈の中で俺の解釈は無事だった、ぐらいの話だとは思ってます。
俺の中のエドアル度
話は脱線するが、月刊少年サンデーでは「マチネとソワレ」という面白い漫画が連載されています。
現代日本を舞台にした異次元転生系演劇バトル漫画なのだが、その中で2.5次元編があり、二次事情に疎い制作の善意で舗装されたカスみたいな追突事故により主人公とその章のライバルは「原作で出番が3コマかつ1セリフしかない癖にキャラオンリーイベが立つほどに二次創作で人気が爆発してどんな解釈で演じても誰かしらの解釈とズレて炎上する地雷キャラ」のエドアルドというキャラクターを無茶振りされてどう演じるか?というアプローチがエピソードの軸になっています。
要は2.5次元舞台を演じる上で特に大事なのは原作を受けての各々にある解釈で、そこに刺さるかどうかは千差万別だという話なのだが、今回は2023までのヒプステも原作の一つになってるので特にコレがあるなーと思いましたね。
当然今回の18人は全員が原作に3コマしかいないキャラなんかじゃない7年分以上の原作が詰まっているキャラクター達ですが、途中からヒプステを4年分も観てきた影響で卒業前キャストで固まった解釈というのはあるし、自然と声優より俳優で固まった印象の部分とかもあるというのは自覚もあるわけで。
そんな自分としては今回のヒプステは俳優のイメージで固まっていたキャラ達もいたんだなと知る機会になったし、声優のイメージで固まっていたからこそ「こっちのキャラもアリじゃん!」ってなれたりしました。
例えば乱数以外のリーダーズなんて主人公として最初からBOP2023まで同じ役者で続いていたからこそ、木村昴さんの声より高野洸さんの声が染み付いているみたいな感覚の人とかもいるかもしれないし、高野洸さんのイメージを山田一郎に自然と求めている人もいるかもしれないので、そういう部分で自分のイメージとのズレを感じるし無理な人もいるのかもなぁとは思ってます。
そんな各々の中にあるエドアルドと舞台の上のエドアルドの一致の度合い、「エドアル度」(昨日まで世界には無かっただろう言葉)がどうなるかは今回は特に個人差がありそうだと思いましたね。
じゃあ俺はどうなのよというお話
個人個人によって解釈は変わって俺のエドアルドに出会えるかはわからないという話なので、
当然本を書いてフリをつける製作側の解釈とそれを受ける役者の解釈、俺の中の解釈も当然違う訳で、そんな中で舞台の上に現れる解釈に俺側が「それいいね!」と歩み寄るのが大事なのかなと思ってます。
勿論これまでも今回も「あ、そういう解釈なんだ」はありました。
ただ「この解釈は間違ってるだろ!!」となるほどの物は今回は無かったし、「俺のエドアルドがすぐそこにいる!!」は今回もしっかりあって、今回は俺の方から歩み寄るのに抵抗がない良い舞台だったって感じです。
俺が良いなと思ったのは誰か!?
勿論18人それぞれに良さを感じ取れたし、そんな中でも深くは刺さらなかった人もいたし、観るまで良さに気づかなかった思わぬ伏兵もいたしで、実際に観ての良かった人達を部門別にトップ3でまとめました。
ここに名前が上がる時点でエドアル度は高かったと思ってください。
期待通り部門
youtube のPVを視聴して配信された主題歌フルを聴いて期待していた中で実際に観て「良いな!!」と期待に応えてくれた上位3人です。
第3位 夢野 幻太郎
結構良さげな感じはPV・配信の時から思っていたけど、実際に見て「おぉ〜いいな!」ってなった1人。
ミステリアスなイケメンが飄々としていてしっかり夢野だったと思う。
第2位 観音坂 独歩
めっちゃ暴れる。今回の独歩もめちゃくちゃに暴れるし、暴れてない時にはめっちゃおとなしい。さすが独歩だってぐらいに独歩だった。
自分は今回ステージ端上手側だったんだけども目の前でDDBにすみませんすみませんしていたり、目の前に立つ先生に時折あっ、俺なんかが先生の後ろに……みたいな感じになってたりして少ない出番にかなり独歩詰め込んでたと思う。
第1位 伊奘冉 一二三
すごかった。めっちゃ一二三だった。
あの一二三目当てにもう一回行きたいぐらい良かった。(※こんな書き方だけど新木一二三に不満があったりした訳じゃないよ)
思わぬ伏兵部門
まぁPV公開から観劇までの短時間の期間で18人ちゃんと注目するのは無理な訳で、チェックが甘い人もいたりする訳ですね。
そんな中で実際に観て「えっ!気づいてなかったけどいいじゃん!」になった3人です。
※ギャップの大きさによる順位ではなくギャップがあった人らの中でも感じる「良いな!」のデカかった方ですので1位の方が4位よりギャップがデカかったという訳じゃないですよ。
第3位 神宮寺 寂雷
正直なところ、顔立ちもかなり鮎川さんとは違うし、元にするのがあの速水さんだしでどうなるのかと思っていたのですが、実際観てみたら結構良くて「おぉ!」となれました。
寂雷の持つ神性みたいな物は感じられて、NEキャラクター達の中だとDivisonとしては麻天狼が一番好きかも?
第2位 天国 獄
正直な話、23までのキャストのイメージが強くてギャップを感じていた中で、「実際に観てみると良いじゃん!」ってなったのが獄でしたね。
声に関しては楽曲配信の時から「おっ、案外いいかも?」ぐらいになっていたけど、実際に観て「ヨシ!」まで評価が変わったのが彼ですね。
第1位 碧棺 左馬刻
ドスの利かせ方とか舞台としての誇張がいい感じに効いてて良かった。
「ほー」ぐらいの感じだったのが「おぉぉ!!」となって、結構集合時にも目線が釣られちゃうぐらいだった。
あと自分の見た中だと仲間2人にはかなり楽しそうな笑顔を浮かべるけど客席には「フッ」って感じで微笑む一歩手前ぐらいの微笑みなのも良かったですね。
ヤバかったで賞
受賞:波羅夷 空却
なんかランキングとか置いといてすごくやばかったのが空却でした。
2023に負けず劣らずにステージ上で暴れるのも凄かったけど、客降りしてきた時に客にめっちゃ絡む。
空却式のファンサがもうめちゃくちゃに客席でも暴れてたけど、まさか通路席のお姉さんに吐息がかかりそうな距離まで顔を近づけてガン飛ばすとは思わなくて一般弱者成人男性は後ろを見ながら「ええ…????」とファンサのパワーにビビり散らかしてました。
空却本人も過呼吸になりそうなぐらい暴れていたけど、まさか客席のお姉様方も過呼吸にさせるほどヤバいとは思わなかった……。
あんな事されたら自分なら多分一生着いていこうって思うかも。
Division 部門
Divison単位で俺が良かった!と思った3位!
……と思ったけど3組も書いたら半分だよね……という事で1組だけ書きます。
第1位 麻天狼
18人6組みんな良かった!とは思いつつも、どこか1組選ぶとしたら?と聞かれたら迷いつつもシンジュクが良かったって答えると思う。
とは言ってもThe Tribe of Battle Emcees のラスサビで自分の真正面目の前2メートルちょいに来たのが彼らだったから特に印象に残るところで見せつけられたから仕方ない。
総括すると……
めっちゃよかったですね!
誘われたらまた観に行ってもいいかもと思っているぐらいだし、ちゃんと引いた目線で全体を観たいなって思ってるから配信欲しい。
良くも悪くも役者以外は「俺たちのヒプステ」を作り上げた人たちが軸にあるから揺るぎないH歴の威信があるなって思いつつ、まぁそんな中で今回には無いものもある訳だから気になる人は気になるし刺さる刺さらないはあるだろうなーってイメージ。
まぁ観ずにいるのは勿体無い!!とは言わないけど、後方腕組み審査員スタイルしないぐらいの人なら観に行きましょって誘うかなってぐらい?
前向きに行くか悩んでるなら行ってみてもいいんじゃないでしょうか。
ひとまず私はこれからも追っていきたいなと思いますので、次の一斉卒業までは今のメンツで頑張ってほしいですね。
ここまで読んでくださりありがとうございます。
次の演目でも会えたら幸いです。
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