メインカルチャーとサブカルチャー

2025年の万博に大阪が立候補をしています。

1970年の大阪万博では、梅棹忠夫が民博と岡本太郎の太陽の塔を残し、
この2つはストック(資産)となりましたが、
1975年の沖縄海洋博は目標の入場者数に達せず海洋汚染を引き起こし、
残されたのはごく普通の記念公園でし た。

今回大阪に決まれば、
少なくとも100年先を見越した博覧会であってほしいと願います。


この数年フランスを中心に、
150年前の「ジャポニズム」が再来しています。
アニメや漫画などポップカルチャーの人気は圧倒的で、
150年前のパリ万博で人気を博した江戸のポップカルチャー浮世絵を髣髴させますが、いずれのコンテンツもサブカルチャーなのです。
メインカルチャーである近現代のアートは、まだまだ知られていません。


無理もないですが、私達日本人がメインカルチャーのことを自覚していない事に起因しているのではないでしょうか?
2019年に170回忌を迎える「北斎」を通して、
2025年に間に合うように日本のメインカルチャーを考えます。

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