放送大学大学院(3) 院試(2次試験)
2次試験は面接である。2020年はコロナ禍の只中であったのでZoomによる面接だった。
■対策
対策らしい対策をした訳ではない。
自分の提出した研究計画書を読み直し、深堀されてもいいように追加情報を紐付けたこと。あとは、指導を希望する先生の情報を収集した。
ウィキペディアの記載とCiniiでダウンロードできた論文に目を通した。指導を仰ぐ先生と僕の専門は厳密には異なるので、先生の論文の全てを理解するのは難しかったが…。
■当日
指定された時間にZoomにログインする。画面に現れたのは2名の先生であった。「指導希望教員」と書いた方の先生がメインで話をしてくれる様子である。
東大名誉教授。一流の研究者2名と話す。「緊張するな」というのが無理な話。僕は、質問されて、焦って捲し立てるような早口で喋ってしまった。反省してる。
家のPCはデュアルディスプレイにしているので、サブの画面には話すべきことのレジュメを表示している。直接面接するよりは、かなり優位な状況にあったのだろうと思う。
とはいえ、質問は厳しい。僕の研究課題は資金助成政策なのだが、その切り口は法学だ。何より院試の1次試験は法学で受験している。これに対し、指導を希望した先生は社会経済学や経済政策が専門だ。当初は落とすつもりだったのかも知れない。
質問に対して答えながら「これは無理筋だ」と思った。引くに引けず、徐々に情勢が厳しいものとなっていった。
最後、「僕はこれまでこの問題に対して法学のアプローチで研究し、行き詰った。そうしたところ先生の論文のこの部分を読んで、法学とは異なるアプローチが僕の課題突破には必要と考えた。是非指導いただきたい」的なことを話した。
まぁ、たどたどしかったと思うので、どこまで伝わったか知らんが。
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