問題の質

エンジニアの成長は解決したい問題の質に依存していると感じる。

趣味でプログラミングをしていると、どうしても緊張感がないので、まあこれでいいか、という感じになる。

実際に社内で使われるシステムを開発するとなると、隣にいる従業員に喜んでもらえるようにがんばろうと思えるかもしれない。思えないかもしれない。

ともかく、どういう問題をどれくらいの切実度で手に入れられるか、というのがエンジニアの成長には大事である、という気がする。


設計書を読んでいると、そこで想定されているのは複雑なビジネスロジックだったりすることが多い。

しかし、そういう問題と向き合わなければならないエンジニアは限られている。

大きな組織であればシニアのエンジニアだろうし、スタートアップでも一部のすごいエンジニアが設計するだろう。

できる人やできそうな人がやるという、この構造はどうしようもないのである。

だから、組織ではなく個人で問題を手に入れるしかないということもあるだろう。

しかし、それがなかなか難しい。

だいたいは、自分の興味が赴く対象ということになるのだろうが、それだと緊張感が出ない。

すごいエンジニアは、自分の興味の対象に対して、すごい集中力で、すごい緊張感で向き合っているような気がする。

そういうことなんだろうな、と思う。



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