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素人がプロに勝つ方法

「素人が株なんかやってもどうせカモにされるだけだ」
そう思って資産運用を始めずにいる人はいませんか?

プロの機関投資家は素人よりも多くの情報やテクノロジーを持っています。一方、個人より遥かに大きい制約も抱えているのです。

機関投資家とは、銀行、保険、年金、投資信託、ヘッジファンドなど、金融機関として運用をする投資家を指します。通常、運用者が運用するお金は本人のものではありません。なので、毎年運用成績を評価されます。本当にこの人に運用を任せていいのかチェックされるわけです。

運用成績がノルマに達しなかったり、同業他社対比劣っていたりすれば、運用者の給料が下がったり、外されたりします。これが運用者に大きなプレッシャーとしてのしかかります。


例えば、いろんなものが割高で、魅力的な金融商品が見当たらないとしましょう。あなたならどうしますか?

私なら、割高な金融商品を持っていれば売りますし、持っていないなら買わずに預金しておくでしょう。

ところが、割高だと思っていても機関投資家の多くは持っている金融商品を売らず、資金が入れば新たに買ったりもするのです。
そんなとき、決まって聞かれるセリフがこれです。

「代わりに買うものが無いから売れない」

現金で持っておけばいいじゃないか、と思いますよね。
ところが、それがなかなかできないのです。

現金で持つと利回りはゼロです。ノルマが年利7%だとすると、現金を持っているだけで-7%のペナルティを受けるのと同じです。
しかも、その間に相場が上がってしまえば、同業他社が皆儲かっているときに自分だけ儲かっていないことになり、目も当てられません。
よほど急落のタイミングに自信があるとき(そんなことは滅多にない)以外、現金で持つのは難しいのです。そして割高なものを買ってしまいます。

一方、個人投資家はいくら現金を持っていてもマイナスにはなりません。
もともと資産運用をしようか迷っていたならなおさらです。
安いものがなければ何も買わず、お買い得品が出るまで待てば良いのです。

・日経平均は今21,000円だけど、18,000円になったら買おう。
・PER7-8倍の銀行株が安いと言われている。PER6倍になったらさすがに下値も限られているから買おう。
・身近にあるもので、大ヒットの兆しを見付けたら買おう。

など、いろんな妄想を膨らませておけばいいのです。
割高でなければ淡々と買うのか、3ヶ月に1回実現するレベルの願望を持つのか、3年に1回のレベルの妄想にするのか。つまり、どれくらいお買い得でないと買わないかは自分次第です。

積極的に資産運用したい人は、やや割安と思えばどんどん買っていけばいいですし、資産運用をやるかやらないか迷っているような人は「当たれば儲けもの」という妄想をいくつか膨らませておけばよいのです。

プロが55勝45敗している間に素人が2勝0敗なら、それは素人の勝ちです。


ウォーレン・バフェットは「投資に見逃し三振は無い」と言ったそうです。
「自分が買わなかった株が上がってしまっても損はしない」という意味ですが、機関投資家に見逃し三振はあります。みんな儲けているときに自分だけゼロならその人は外されます。
個人に見逃し三振はありません。

何球でも見逃せるメリットを活かしましょう。


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