2009/07/22 商売繁盛・あきんど魂

唐突だが・・・日本には、「あきんど」という概念がある。
■信用第一。
■良いものを作って売る。
■自分の店だけが儲けすぎない。
■わからないものには手を出さない。(餅は餅屋)
■やたらと商売を広げず、「のれん分け」は慎重にする。
■まっとうな商売をしているから、世間様に認めてもらえるのだ、ということを自覚している。
そのような日本のしきたりは、長い年月の間に磨かれた、洗練されたしきたりであり、システムなのだと私は思う。

悪い会社とは、客の信頼を裏切る会社だ。良いものを作って売らず、粗悪品を大量生産して売る会社だ。自分たちの利益だけを守り、他人の利益はどうでもいいと考える会社だ。わからないものに手を出し、やたらと規模を広げた結果、失敗し、倒産し、従業員を路頭に迷わせる会社だ。

実は前述の収穫逓増の原理は、日本ではうまくいかない考え方なのである。なぜなら日本は、中国やアメリカより圧倒的に国土が狭く、人口も限られている。モノが無限ではないと知っている民族だからこそ、限られた市場で、どのように顧客を獲得するかについて、真剣に悩まなければならなかった。
それによって「譲り合い」とか、「和をもって尊しとなす」などの「和」のシステム(教訓、あるいは国民性)が発達したといっても過言ではない。

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以前、他のところで書いていた記事の再録です。 まだ記事数が少ないです。少しずつ追加していく予定です。 (このマガジンでは、30本程度の記事…

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