≠ME 3rd 『チョコレートメランコリー』歌詞解釈

最後は実はストーカーでした!ビックリしただろ!
っていうのは、実は昔からよくある手法でして

シドの妄想日記とかガゼットの貴方ノ為ノ此ノ命だったり、その先輩バンド達の歌詞にもストーカーみたいな歌はあったり、後輩バンド達のR指定の盲目少女にも最後に「妄想でしょう」と実はこれまでの歌詞の出来事は全て妄想だったとカミングアウトしています。

推理小説では、「叙述トリック」といって、女性だと思っていた語り手が男性だった、被害者だと思ってた人が加害者だったといった意外なオチにする手法があります。

ここからしっかり歌詞解釈していきます。
自分の妄想解釈ですので参考までに。

歌詞の提供元:LyricFind
ソングライター:Rino Sashihara / Yusu

踊り出す キッチン
独り歌ってる 13日の夜
映画のような2人
もてなして雅 このガトーショコラ

>>ノリノリでキッチンに立ってる私
>>バレンタインの前日に1人歌っている
>>彼と私は映画のように結ばれる運命
>>きらびやかに彼をもてなすわ。このガトーショコラで。

キッチンは誰の家のキッチンなのか
どこで彼をもてなすのでしょうか?
彼を地獄へもてなすのかもしれません。
これらを考えながら次の歌詞へ。

溶かした涙は私の気持ち
怖がらないでね
死んでもヒロインでいたい

>>泣きながらチョコレートを作りました
>>怖がらないでね
>>死んでも彼と結ばれたい
好きな人にバレンタインチョコを渡すだけなら、怖がられる事はないのですが、怖がらないでね と言うところから異常さが出てきています。

「一緒にいくって約束したでしょ?」

>>「一緒にいくって約束したでしょ?」

おそらく夢の中で2人だけの世界に行くと約束した

鎖で飾り付け リボンを縛ったら
夢の中 赤いシクラメン
目隠しをして 秘密の味とろけるまで愛して狂うほど何でも知ってるの ビターがお好きでしょう?
刻んだ数 恋に塗れて君を想って 呪ってる
チョコレートメランコリー

>>彼を鎖で縛って 綺麗に飾り付けたら
>>夢の中 赤いシクラメン(花言葉は嫉妬)
>>現実は見ずに、いっぱい愛して欲しい
>>私は彼を全部知っている ビターが好きでしょ?
>>チョコレートを刻んだ数だけ彼を思ってる
>>チョコレートみたいに憂鬱で溶け合おう

普通は鎖で縛ってリボンで飾り付けるところを逆になっているのは、夢の中だからだと思います。
チョコを作る時に、刻んでから溶かすと思いますが、刻む工程の時に、彼の事を思いながら好き好き言いながら包丁で刻んでいる光景が目に浮かびます。
チョコレートメランコリーの意味は、メランコリーは憂鬱で、チョコレートは甘くて美味しいので、甘い憂鬱な気分といった感じだと思います。

君も起きてますか?
独り廻ったら もう夜明けの烏
18時 帰宅だね
それまで揺られて ここで待っている

>>君も起きていますか?
>>1人で過ごしたら もう朝だね
>>18時に帰宅だね
>>それまで心を揺らして 彼の家で待っている

眠れずに彼を想って夜を過ごしています。
廻るという表現は運命や因果を想像させます。
夜明けの烏とは、男女の交情の夢を破るつれないものの例えだそうです。2人の恋は実らない暗示かもしれません。
ここで待っているとは、彼の家の外なのか家の中どちらでしょうか?夜明けの烏から、18時まで彼の家の中で彼を待っているかもしれません。

ひとくち ひとくち
丁寧に食べて
クラリとキタなら
ここから地獄の入り口

>>彼がガトーショコラをひと口ずつ食べて、毒に当たったのなら、死ぬでしょう

いつチョコを渡したのでしょうか。もてなす と言っていたので、おそらく彼の家の中に潜んで、自分のチョコを置いて、家のどこかに隠れていたのでしょう。

「君とだったら私怖くないよ」

>>「彼と死ぬことは怖くないよ」

何が怖くないのでしょうか。おそらく一緒に死ぬことだと思います。

忍んで待ち合わせ 焦がれて恋の花
私のヒメゴト 希う
わかっていても 少し怖い
君のことを信じて乱れてる
切なさはエチュード 結末レクイエム
どこにいるか探しているの君を見つけたこの瞬間
如月 メランコリー

>>彼の家に忍んで待ち合わせ 恋の花がやっと咲く
>>私の人に言えない願いが叶う
>>わかっていても死ぬのは少し怖い
>>切なさは練習 結末は鎮魂歌
>>ずっと運命の相手を探していて彼を見つけた瞬間
>>2月 憂鬱

忍ぶところからストーカーの異常さが表れています。
待ち焦がれていた秘め事がやっと願います。
頭の中で練習してた時は切なくて、
結果は毒殺することができて彼の魂の安息を願っています。
2月にやっと私の運命の相手を見つけて、その瞬間ですら憂鬱になっています。
悲劇のヒロインを演じることが彼女の幸せなのでしょう。

こっち見て喜んで?
そんな目で震えないでよ
安心して逃げたりしないわ
愛してる一生

>>こっちを見て喜んで欲しい
>>怖がらないでよ
>>安心して私は(彼は)逃げないわ
>>愛してる一生

彼と一緒になれたのに、怖がられています。
「安心して」と彼女は彼にではなく自分自身に言い聞かせている可能性もあります。

これが真実だわ よく聞け民衆よ
ここで全て 舐め尽くして

>>これが真実だ よく聞けお前ら
>>ここで彼の全てを自分のものにして

2人が結ばれたこと(彼に怖がられてること)が真実である。民衆というワードから自分の方が立場が上であることが表れています。民衆とは彼の周りの女性や自分を卑下した人達のことでしょう。それとも彼に怖がられている自分自身のことでしょうか。

鎖で飾り付け リボンを縛ったら
夢の中 赤いシクラメン
目隠しをして 秘密の味とろけるまで愛して狂っても後ろ姿じゃもう満足できないの追いかけ尽くしたエンディング
話したことない君のため
チョコレートメランコリー

>>彼を鎖で縛って 綺麗に飾り付けたら
>>夢の中 赤いシクラメン(花言葉は嫉妬)
>>手で彼の瞼を下ろして、彼の全てを愛し狂っても
>>後ろ姿を見るだけじゃ満足できずストーカーした結末
>>話したことのない君のため
>>チョコレートみたいに憂鬱で溶け合おう

ここでのサビは最初の意味とは違って、夢(エチュード)ではなく現実(レクイエム)だと思います。
現実でも夢と同じように鎖で縛らず鎖で飾り付けているとこらから、彼女の異常さが表れています。
目隠しをしても、最初のサビとは意味が違って、現実から目を背けるのではなく、毒殺した彼の瞼を下ろしているかと思います。彼の瞼を下ろすことからも、レクイエム(鎮魂歌)を表現して、彼の安息を願っていることが分かります。結末はレクイエムと先程にもあったように、追いかけ尽くしたエンディングはレクイエムということでした。そして、それは話したことも無い相手だったというオチです。

チョコレートの特徴は甘いとか美味しいとか温度が高いと溶けたり温度が低いと固まります。メランコリーは憂鬱です。なので、チョコレートメランコリーは、甘いけど温度(人間の体温とか温かい気持ち)で変化する憂鬱な気持ち。チョコレートのような憂鬱。まさにチョコレートメランコリーといったところでしょうか。

1番の13日の夜は、チョコレートメランコリーで
2番の君を見つけた瞬間は、如月メランコリーで
ラスサビの14日彼を殺した後は、チョコレートメランコリーです。

2月に後ろ姿を追いかけてた頃はただの憂鬱で
バレンタインの前日と当日の殺した後が、チョコレートメランコリー(甘い憂鬱)な気持ちになっています。

皆さんは、チョコレートメランコリーな気持ちがどんなものなのか、なんとなく分かりましたか?

野暮なことを言うと、いつチョコレートを食べさせたのか、よくわかってないんですよね。

彼の家のポストとか玄関のドアノブにチョコレートを引っ掛けてて

それを18時まで彼の家の近くで待ってて

彼が家に帰ったのを見たら、

食べてくれたかなーって勝手に家に忍び込んで

食べてくれたのか結果は、彼女が狂ってるから分からなくて、

おそらくビターがお好きでしょとか、秘密の味とか、君を想って呪ってるって歌詞にあるから、毒殺しようとしてたとは思う。

チョコの入った袋をゴミ箱に捨ててるかもしれないし、食べてるかもしれない。

彼女が狂ってるからこそ、彼はこんな怪しいチョコ食うわけないだろ!って捨ててるのかなと僕は思います。

もしくは最初の僕の解釈のように、「もてなして雅」と歌詞にあったので彼女は彼の家に忍び込んでいて、彼が帰った後に、洗面所で手洗いしてるのか、リビングに行ったのかを、探しに行ったのかもしれません。

どんな流れなのか他の人の解釈みても、よく分からず。もしかしたら全く違う解釈もあって、何人も語り手は殺してきてて「刻んだ数恋に塗れて」とか「独り廻ったらもう夜明けの烏」から、それが現れてるかもとか妄想してました。

なんか歌詞考察してたら、訳わかんなくなって

チョコレートメランコリーだわ

ということで、ここまで読んで下さりありがとうございました。歌詞解釈のブログを読む方が好きなので、みなさんの解釈も是非教えてください。

また他の歌詞解釈もしてるのでフォローもよろしくね。

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