IPアドレスの構造
IPアドレスはじめて知った時、たとえば「192.0.2.1」という数字の中に含まれる「0」に意味はあるのだろうかと不思議に思ったものだが、これにはきちんと意味があった。
IPアドレスは、IPの通信において通信相手を特定するために使用される固有の番号だ。
TCP/IPのネットワークにつながる全てのコンピューターにIPアドレスを割り当てる必要がある。
IPアドレスのフォーマットはさまざま存在するが、現在最も普及しているIPv4(バージョン4)では32bit、つまり32桁の2進数(0と1だけで表現)で表現される。
32桁の0と1の羅列では可読性が悪いため、一般的には10進数へ変換したものを使用する
変換の方法は、一度8bit、つまり8桁ずつに分解し、4つの塊を作ったあと、その塊を10進数に変換することによって、IPアドレスを表現する。
下の図のように「11000000 00000000 00000010 00000001」というIPアドレスは、「192.0.2.1」と表記される。
32bitで表現されるIPv4のフォーマットでは、合計で約43億個のIPアドレスしか確保できないため、現在では128bitの長さを持つ「IPv6」への移行が進んでいる。
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