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ユングの提唱した「集合的無意識」とは

ユング自伝』を読み始めた。

理由は妻と読書会を開いており、次の課題図書が『ユング自伝』だからだ。

この本は立花隆氏いわく「ユングのどんな学問的著作より面白い」とのこと。 (『ぼくらの頭脳の鍛え方』p62)

いままでユングの名前は聞いたことはあるが、何をした人物なのか、どんな功績を残したのか知らなかったので、少し調べてみた。

ユング(Carl Gustav Jung)はスイスの精神科医・心理学者で、師であるフロイトと決別し、分析心理学(ユング心理学)の打ち立てた。

彼は1875年7月26日に生まれ、1961年6月6日に85年間の生涯を終える。

彼の功績は宗教学や文学の分野でも重要視されており、彼の考えたキーコンセプトの一つが「集合的無意識」だ。

フロイトの場合、無意識の領域には個人が持つ1つの領域しか存在していないと主張しているが、ユングの場合は、個人的無意識と集合的無意識の2つの層が無意識の領域には存在すると主張。

個人的無意識は、個人が人生で経験してきた今までの思考・感情・記憶などが、忘却や抑圧によって無意識になったものを指す。

集合的無意識は、先祖代々脈々と引き継いできた潜在的な記憶がストックされた、人類共通の普遍性を持った無意識のことだ。

独自の概念によって心の深層を探究し続けた研究の成果は,1970年代以降、世界的に注目を集めるようになった。

そんな彼の生涯が描かれたのが『ユング自伝』だ。

上巻では、生まれてからの一番古い記憶、彼が2、3歳の時の記憶から話がはじまる。

無意識を探究した彼の人生はどのようなものだったのか、楽しみだ。

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