サイゼリヤから学べることをまとめてみた
先日10年ぶりぐらいに「サイゼリヤ」に行ってきて、いまさらですが、その安さと美味しさに驚きました!
実際に店舗をおとづれて感じた、サイゼリヤのビジネスのすごさをまとめてみました。
注文はお客が紙に書く
他の競合他社が採用している、iPad的なタブレットを導入せず、紙に注文を書くというシステムを使っていました。
タブレットの導入は、初期コストが高くつく点と、従業員の教育にも時間がとられる点、また、トラブルがあった際の対応に時間がかかる点、電気代もかかる点、使い方がわからないお客に、使い方を説明する従業員の時間がもったいない点といったデメリットが浮かびます。
それでは、従来の飲食店のように、従業員が席で注文を聞くのではなく、なぜお客が紙に記入するスタイルなのでしょうか。
おそらく、従業員が注文を聞くのは、その場で選ぶお客がいることによって、従業員の時間が束縛されてしまう点、聞き間違いによる誤注文が発生してしまう点がデメリットです。
そして、紙で注文をうけると、あとで注文どおりであると証明できるように、注文を紙に残しておけるというメリットもあります。
紙に書くのは一見面倒ですが、商品ごとに簡単な英語と数字の4ケタの番号がついており、それを記入するだけでOKなので、簡単です。
電子端末は従業員が扱う
注文の紙を記入し終わったら、テーブルにあるボタンで従業員を呼び、注文の確認をうけます。
その際に、従業員はiPod touch的な電子端末に注文を入力していきます。
このときに、バックヤードにいる、調理メンバーに即座に注文内容がつたわり、調理を開始することができる点と、電子的に記録を残すことも可能。
操作も簡単そうでした。
テーブルとイスを最低限の大きさにし、店舗内に席数を最大限に増やす
店内のテーブルとイスの大きさは、小さくもなく、大きくもなく、ちょうど良いサイズで、考え尽くされたサイズなのだろうなと思いました。
なおかつ、たくさんの席が用意されているので、限られたスペースに、多数のお客を収めることに成功しています。
いいかえれば、サイゼリヤで食べたいと思っていたお客を、満員が理由で返してしまうというリスクを最小限にしています。
机の上の空間も広くするため、ナイフとフォーク、スプーン入れも工夫されており、重ねるタイプの収納がつかわれていました。
なんといっても、おどろきの安さ
ドリヤを300円で提供できているのには、単純に驚かされます。
このドリヤは人気ナンバーワンのようで、唯一無二の存在感。
こうした看板となる商品を擁している点も、お客をひきつける役にたっています。
他にも300円、400円代の商品が多く、いろいろな組み合わせを楽しむことが可能。
ぼくが注文したのは、ドリヤと400円のマルガリータ・ピザで、とても美味しくいただきました。
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