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点滴装着ベスト完成

買ってすぐ愛用している点滴ベストから、型紙をとって週末のお休みのたびにミシン稼働。
2週間がかりでデニムバージョンが完成した。
釣り人か何かの作業員さんに見えなくもない1着だったのが、ちょっと私服っぽく秋っぽいのが加わり満足。
色んな形状の輸液が入るよう改変したから、さらに大満足。

以前ぬいぐるみ設計の仕事をしていたので、家庭科の成績が悲惨なアヒルちゃんだったこの私が、なんとか習得したミシン。
それはこの日のためだったのかもしれない(笑)。
人生の力学っておもしろい。

さっそく外出デビュー。
心弾むお出かけ先じゃなくて、入院なんだけども。
セカンドオピニオン先で手術を受けることになったので‥‥。
でも新作ベストのおかげで、かなり気分がよくなってる。

コロナ検査の結果待ち時間
背中に輸液ポケット。
武器を仕込んだスパイのような気分。

ナースに自慢してもなおこの満足感をとどめておけず、親友グループLINEに写真を送信。
褒めてくれと頼んだら、すごい、感動、おしゃれ、売れる、売るなら営業する!と嵐のように絶賛してくれた。
リアクションの大きい友人を持つと、すごくありがたい。

高層ホテルのような隙のない作りのいつもの大学病院に比べると、今回の病院はそこそこ古い。でも窓から家並みや学校や人が見えてほっとする。
ラウンジに、朝食のパンをほかほかに焼くトースターや、冷めた病院食を温めるレンジなんかがあるのも(私が使うことはないんだけど)なんだかほっとする。私は「生活感」がとても好きなんだと思う。

入院中重宝する手ぬぐいは今回も持参。
親友がプレゼントしてくれたミモザ柄、お会いしたことない母の同僚さんから北海道のお土産としていただいたラベンダー柄、娘が小さい頃お囃子で被っていたサクラ柄。花いっぱい、華やか気分。

リスクのある手術と説明されているけれど、けっこう心穏やかに過ごせている。
入院前日まで「10月の分も!」と働いていたから、休憩休憩。
今週後半は、たくさんの管と術後の痛みをひきずりながら病棟歩かされているかな。




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