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古民家での暮らし「竈でごはんを炊く」

光風林の筒井さんと出会い、いよいよ古民家の改修のイメージを描いていく作業に入りました。

筒井さんと、奥様の加世さんとの打ち合わせは楽しくて、楽しくて、話が尽きませんでした。私たちがどんな暮らしをしたいのか?そのイメージを作るためのインスピレーションがちりばめられた時間でした。

古民家での暮らしは、自然との共存に他なりません。共存というより、「自然」と「私」の間に完全な壁や仕切りは無く、私たちは自然の一部であるということ感じざるを得ません。

マンションの二重サッシの中では感じえない、風の音や空気の動き、虫の音や暑さ寒さ、そういったものを感覚として常に感じています。

暮らしの中には大変距離が近い存在として、火・風・土・木などを感じます。

古民家での暮らしに切っても切り離せないのが「火」の存在かと思いますが、現代の都会暮らしにおいて、いちばん遠くなったもの、それが「火」のように思います。

まともに火を使うのは料理の時ぐらいのもので、それも都市ガスで完全にコントロールされていて、木に火をつけるというような行為は完全に危険であり、ほぼ禁止されていると言っても過言ではない行為です。

そんな中で40年間過ごしてきた私たちにとって、この「火」との距離をどうするか?それは、古民家に暮らすにあたって大変重要なことでした。

《竈炊きのごはんは最高だよ。古民家には竈、欲しいよね》筒井さんは当たり前のように、そう言って、土間に竈のある絵を描いてくれました。

竈炊きのごはんは食べてみたいけれど、いったい私たちにそんなことができるんだろうか?どうやって炊いたらいいのかな・・・

そんな状態だった私たちは、筒井さんのご自宅にある竈を使ってご飯を炊く様子を見せてください!そして、竈炊きのごはんを体験させてもらいたいのです、とお願いしました。

つづく



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