「チキってんじゃねーよ?」
「チキってんじゃねーよ?」
今日、一人の小学生を含めた4人でトーナメントの試合をしていた。
隣から聞こえてきたのは、煽りにも似た憤り。
「チキってんじゃねーよ?」
小学生の声だった。
その対戦相手は21歳。大学3年生。現在就活中の男子。
どうやら相手に攻撃させてミスを狙う戦型だったらしい。
すかさず大学生がカウンターを決めるように発した言葉があった。
「それが俺の卓球だ。」
僕には他の時空が歪んで見えるほど、最高の一言だと思った。
「それが俺の卓球だ、、たっきゅう、、だ、、、きゅう、だ、、うだ。」
しばらくの間エコーがかかって、ずっと僕の頭の中を回り続けていた。
そう。世の中にはグーみたいなやつがいて、パーみたいなやつがいて、チョキみたいなやつがいる。
みんな違ってみんないい。
自分が信じたその先へ。
それが俺の生きる道。
最善より、最高の挑戦を!
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