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MRは全世代の住まいの選び方を変える 東京・池袋で新たな新築マンション販売
MR(複合現実)を導入した新築マンション販売が始まっています。三井不動産レジデンシャルは、複数の物件を取り扱っている販売拠点「三井のすまい 池袋サロン」(東京都豊島区東池袋)において、5月中旬からMRを使ったモデルルーム案内を開始しました。日本で初めてだといいます。昨年6月にオープンしたこの販売拠点では、最大幅約7mの3面LEDビジョンを壁および床に配置。VR(仮想現実)モデルルームを展開してきましたが、今回はVRモデルルームにおいて、最新技術であるMRを用いて3D化したデジタル家具などを融合。「パークホームズ上板橋」(東京都板橋区上板橋2丁目、総戸数138戸、2025年7月下旬竣工予定)の販売において、すでに案内を行っています。
「パークホームズ上板橋」の案内においては、3種類のVRモデルルームを用意し、リアルサイズで部屋の広さや空間イメージを体感できるようにしています。MRの仕組みは、Meta社の「Meta Quest 3」というMRヘッドセットを使い、VRモデルルーム上に3Dで家具を投影します。今回、MRを実際に体験してみました。MRヘッドセットを通じて、自分の手を投影することもできるため、キッチンの高さを手で確かめることができ、触ることはできませんが、配置を身体感覚で理解することができます。
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営業担当はタブレットの画面を見て顧客に説明する。
案内の仕方を工夫して高齢者もMRを評価
「パークホームズ上板橋」は第1期2次まで販売を行っており、46戸が契約済みです。30~40代の中心需要層だけでなく、下は20代後半から上は70代まで幅広い層にMRを体験してもらっており、高齢者にも違和感なく利用されていると言います。体験した顧客からは「家具の実際の大きさが分かる」などの声が寄せられています。VRモデルルーム内に椅子を置いて、図面を投影した後に、MRを通じてダイニングで座ってもらう感覚を段階的に味わってもらうことで、若年世代だけでなく高齢者層にも無理なく受け入れてもらえているといいます。
住まい探しの新たな手法を顧客に提供し、より具体的に暮らしのイメージをつかんでもらうと同時に、体験価値向上を目指したいとしています。将来的には全ての間取りタイプに対応することや自身で家具を動かすことも想定しており、すべての空間をMR体感できるようにしていくとともに、家具レイアウトの検討もより具体的に可能になるといいます。
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