お寺育ちの菩薩系DK 寺尾香信くんへ

こんにちは。
文章も体重も重めの成人男性です。

さて、以前筆者は寺尾香信くんを応援するこんな記事を書きました。
そして、6月13日、最終回が放送され、とても輝かしいパフォーマンスがありながらも最終順位17位で上位11人の中に入れずデビューできずに、彼の練習生生活は終わりました。
そんな寺尾くんへの(重い)気持ちをお手紙形式で書いていこうと思います。
※本当は最終回後1週間以内を目途に完成させる予定でしたが、書いてる最中に気持ちが苦しくなって中断したので投稿が遅くなりました。ご了承下さい。

寺尾香信くんへ

番組中、決して分量も多くなくて、
歌のパートだって多かったかって聞かれたら「うーん」って感じだし、
でもそんな中であっても、あなたは輝いていました。

最初にあなたを見つけた、練習生公開初日。
オンタクト評価の動画を見て、歌やダンスはまだ初々しいところがあって決してお世辞にも上手とは言えなかったけど、1分PRや10問10答で垣間見えた真面目な部分から、私のアイドルオタクとしての長年の勘がこう言いました。
「この子は確実に実力が伸びるから遠慮なく推しなさい。」と。

そんな私の直感を感じてか(絶対違う)、あなたの実力の確実な伸びを感じました。
それは、事前に公開されたテーマ曲『Let Me Fly~その未来へ~』でのことでした。
あなたがこれまで見せたことがないくらい活発に正確に踊っているその姿に度肝を抜かれたのはもちろん、踊ってる位置を見てこれまでプデュシリーズを見ていた身として「あれ!?寺尾くん…Bクラス!?」と驚いてしまいました。
さらに、放送初回のDK WESTで披露した『プリンシパルの君へ』でも驚きました。
あなたの歌声はたどたどしさが無くなっていて、むしろその響きの良い声を存分に生かしてのびやかに歌っていて、感動を覚えました。
さらに、ダンスもかなりリラックスして踊っているのが伝わってきて、ここに来るまでに相当の努力をしたんだろうなという気持ちと、ステージを楽しんでいるんだなという気持ちが芽生えました。

その後あなたはCクラスになりますが、その後のクラス別レッスンの動画でちらっと映ったあなたは、もう前を向いて元気に活発に踊るあなたでした。
もう決してCクラスのダンスではありませんでした。
その後、あなたはBクラスへと上がっていきました。
事前に見て分かっていましたが、あなたの確実な実力の上昇を感じました。

その後もあなたの実力は確実に上がっていきましたね。
なんだかんだ言われた『&LOVE』でも、ステージでかなり安定したパフォーマンスを見せてくれました。

なにより驚いたのはその後のポジション評価。
あなたはVocalでも、Danceでも、Rapでもなく「HIDDEN」を選びましたね。
その姿に私をはじめ、多くのファンが驚きました。
まだそのときはHIDDENだけ曲も公開されてないのに。
しかしあなたは我々ファンの気持ちをいい意味で裏切ってくれたと、私は思います。
そこにいたのは、自信をもってダンスを踊り、いつものように表情管理を欠かさないあなたでした。
技術力が上がった一方、これまでの愛嬌の部分とかのいい意味で全く変わらない部分もあり、「寺尾香信というアイドル」として一歩上がった瞬間を見られたのかなと思います。

その後のコンセプト評価。
『STEP』というオリジナル曲でした。
あなたがかっこいい曲をやりたかったことを知っていたのに、悪く言えばあまり変わり映えのしない楽曲になってしまって少し申し訳ない部分もありました。
でも、あなたはへこたれる姿を見せることはありませんでしたね。
与えられた楽曲を、自分らしく、それでいて前よりも魅力的に仕上げてきて、私は何度も見返すうちに涙を流したりもしました。
あなたの響く爽やかな低音ボイスがこんなにも良く聞こえたとは、我々の目はまだまだ節穴だったみたいです。

そして、2回目の順位発表。
呼ばれるか呼ばれないかとヒヤヒヤしていて、実は途中から半分諦めていました。信じ続けられなくてごめんなさいね。
そんな中、あと残りが20位とグローバル枠となり、20位候補にあなたの顔が映った時、私は泣きかけてしまいました。
そして、20位に入る奇跡を願いました。
そんな奇跡を、あなたは起こしてくれました。
20位であなたが呼ばれた時、私は人目もはばからず大泣きしてしまいました。あなたより5個以上年上の大の男が。
まだあなたのステージを見られる。こんな幸せがある。
その幸せを体いっぱいに受けていました。
でも、私はその後「20位」という順位を受け止め、このままではデビューができないと焦りが始まりました。
そんな中、私はあなたを売り込む記事を投稿しました。
あまり見られないだろうなと思いつつも。
そして1日1票の票をあなたに入れ続けました。
あなたを信じて投票し続けることしかできないかなと思ったから。

そして訪れた6月13日。ファイナルの日。
あなたはこの最後のステージになるかもしれない時に、様々な顔を見せてくれましたね。
21人で踊ったテーマ曲、LET ME FLYでの愛嬌たっぷりの姿。羽ばたく姿、可愛かったです。
課題曲の『ONE』では、これまでに見せなかったかっこいいあなたが見られました。テレビでは引きでしたが、あなたの跳び蹴り、みんな見つけていましたよ。かっこよかったです。
21人最後のステージになったバラード曲『One Day』、どこか儚く、このまま消えてしまうような、そんなあなたの姿が見られました。
どうかこのまま消えないでくれと願いました。

最後に、今後の寺尾香信くんへ。

まずは半年にわたる挑戦、お疲れ様でした。
最後にあなたはこう言いましたね。

「こうやって半年間、すごくキラキラしたステージとか使用させてもらった中で、これを受けた時はこれはもう一度きりにしようかなって思ってたけど、
意地でもこの世界に残って、歌って踊ってみんなを笑顔にしてっていう仕事をしたいなって心の底から思ったので、
これからみなさんにまた会えるかどうかはわかんないですけど、まず最初と同じようにおじいちゃんの説得から始めて、そしてもう一度皆さんの前に立つことができればいいなと思います。」

きっとこのPRODUCE 101 JAPANというステージを経験したからこそ出た言葉だと思います。
おそらくこの言葉に反感を覚える人間も少数ながらいると思います。
でも、それ以上にあなたのアイドルへの道を応援している人がいることを知ってほしいと思います。そして、住職としてのあなたも応援したい人は多いと思います。
…今はきっとおじいちゃんの説得中かな。
もし念願かなってアイドルになったとしても、やっぱり難しくてそのまま住職になったとしても、きっとみんな応援しています。

あなたはあなたの道を進んでください。
私はその道を応援するだけです。
そして、もしアイドルの道を選ぶなら、焦らないでください。
あなたのしたいアイドルができる事務所か、しっかり話を聞いて、よーく吟味して、また素敵な笑顔で戻ってきてください。
私は、生涯かけて待っていようと思います。
頑張ってください。

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