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養生訓 巻第五 五官 鳳凰堂流解釈⑥

原文を現代文に改変

夜伏すには必ずかたわらにそば立ち、脇を下にして伏すべし。仰のき伏すべからず。仰のき伏せば氣塞がりて、襲わるる事あり。胸の上に手を置くべからず。寝入りて氣塞がりて、襲われやすし。この2つ戒むべし。

鳳凰堂流意訳

夜寝る際には必ず片側、脇を下にして寝る。

仰向けで寝てはいけない。

仰向けで寝ると氣が塞がり、(風邪に)襲われる事がある。

胸の上に手を置いてはいなけない。
寝入ると氣が塞がり、襲われやすい。

この2つは戒めるべし。

鳳凰堂流解釈

この2点は鳳凰堂流としては微妙な観点です。

まず昔の枕は髷を潰さないように高くなっていますので、それを考慮すると側臥位が良いですが、

横になると下になった腕は寝ている間圧迫されて起きた際には痺れていたりします。(体験談)

寝相が悪い(寝ている間に動く)事が、寝ている間の調整として優れていると思っています。(鳳凰堂流)

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