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天星十二穴治雑病歌(2)


鍼灸師にとっては、鍼灸大成に記載されている文なので、読んだ事がある方も多いと思います。

前文として、

三里、内庭穴,曲池、合谷接,委中配承山,太衝、崑崙穴,環跳与陽陵,通里并列缺。

合担用法担,合截用法截,三百六十穴,不出十二訣。治病如神霊,渾如湯澆雪,北斗降真機,金鎖教開徹,至人可伝授,匪人莫浪説。


このように漢字が並んでます。

意味は、足三里と内庭、曲池と合谷はそれぞれ繋がってますよ。委中は承山と組み合わせ、太衝は崑崙と組み合わせ、環跳は陽陵泉と並んでおり、通里は列缺と並んでます。

繋がっていれば気を上げ、組み合わせは気を下げます。

人の身体を太極(360°、本当は365°ですが、端数を切ってます)とすると、360のポイントがあり、このポイントは十二穴に集約されます。

この十二穴は病を治すのに神霊のような効果を顕現し、雪にお湯を注ぐように溶ける。

北斗七星の指し示すところを基準にして、貴重な事を伝えるので、よくよく伝える人、資格を吟味して伝えよ。

と、言ったところでしょうか。

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