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養生訓 巻第八 鍼 鳳凰堂流解釈③




鳳凰堂流解釈

原文を現代文に改変
衰老の人は藥治、鍼灸、導引、按摩を行うにも、にわかにいやさんとて、あらくすべからず。

あらくするは是即効を求むる也。たちまち禍となる事あり。

若當時快しとても後の害となる。

鳳凰堂流意訳

虚弱、高齢の方は漢方、鍼灸、気功、推拿(按摩)等を施術する際、早く治癒させようとして、粗くならないように注意する必要がある。

手技や処方が粗くなるのは即効性を求めているからであり、即効性を求めると災いとなる事がある。

たとえその場は良くても、後々害が現れる。


鳳凰堂流解釈


鍼の項はこれで終わりです。

しかも半ば灸、生薬、導引、推拿と共通する事柄。

養生の話を基本としている為、仕方ない面はありますが、鳳凰堂が鍼灸師であるだけに余りにも内容が薄く残念なところではあります。

養生訓 第八 鳳凰堂流解釈 終

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