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養生訓巻第二総論下 鳳凰堂流解釈54

原文を現代文に改変
病源集に唐椿(とうちん)が曰く、四損は、遠く唾すれば氣を損ず。多くねぶれば神を損ず。多く汗すれば血を損ず。疾く行けば筋を損ず。

鳳凰堂流意訳
病源集には次のように書かれている。

唐椿(とうちん)が言っている事として、
四損がある。

1、遠くまで唾すれば氣を損じる。
2、多く眠れば神を損じる。
3、多く汗すれば血を損じる。
4、速く歩けば筋を損じる。

鳳凰堂流解釈
医心方に書かれている七損と言う概念を養生に特化して、四損としています。

4、は五労の応用ですが、他も今までに出てきたものです。

遠くまで唾を飛ばすような慣習は現代の日本にはありませんので、実際には三損と言っても過言ではないかも知れません。

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